単語を覚えたい!でも単語帳は捨てちゃいました
単語をどうやって覚えるか、いかにしてボキャブラリーを増やすか、悩ましい課題のひとつでした。
TOEICのスコア500〜600台の頃は本当に苦しかった。単語が分からないから英文読むのがつらいんです。
そこで、単語帳!と思って買ったもののすぐに挫折しました。どうやっても記憶に残らないんです。理由は、その単語や例文に愛着が湧かないから。
たとえば、私は過去のTOEIC公開テストで”forfeit”という単語がわからず、Part5の問題を間違えました。
正確な文章は忘れましたが、こんな感じでした。
Any amount remaining in your account will be ( forfeited ).(口座残高への権利は失われます。)
このとき、カッコに入る答えが何かわからず、本当に悔しい思いをしました。
帰り際に携帯で調べて正解を知ったとき、forfeitなんて単語知らないよー!と泣きそうになりつつ、記憶にはしっかりと刻み込まれました。
これが、単語帳で同じ例文があったらどうでしょうか?
forfeitという単語を眺めて、何度も「フォーフェイトふぉーふぇいと…」と口にしていたことでしょう。
でも、人の口座残高のことなんてどうでもいい!何のこっちゃ!脈絡なさすぎ!って感じになって。次のページに移ったら、もう忘れていたと思います。
長期記憶にするには、強烈な体験が必要。
私にとって公開テストで解けなかったという体験は、まさにそれだったんです。だからこそ覚えられた。
かといって、これから覚えたいすべての単語に強烈体験を持たせることは難しいですよね。
次の方法としては、モヤモヤをたくさん経験することです。
たとえば、Part7を読んでいて”flammable”という単語が出てきたとします。
They had to use a colorless flammable liquid for their business.(無色で可燃性が高い液体)
意味がわからない、でも飛ばして読み続けます。一通り読んで、最後まで読んでもわからなかったとします。そうしたら、そこで迷わず日本語解説を見ます。
「可燃性の」「よく燃える」といった意味があてられていると思います。それをそのままさっきわからなかった英文に当てはめてみると、ピタリと意味が通じてスッキリするはずです。あーそういう意味だったのか!と。
もしflammableが設問の選択欄にあったら、なおさらモヤモヤ感は強かったはずです。この単語の意味がわからないから、選択肢を絞り切れない!といったように。そのモヤモヤがMAXになったところで、ようやくゲットした単語の意味。
めちゃくちゃスッキリ&嬉しくないでしょうか?
さっきと同じ話になりますが、これが単語帳の例文だったらどうでしょうか。
彼らって誰、ビジネスのためって何、って感じで全然興味が持てません。
長文読解やりながら、あーもどかしい!わからない!と感じながら読んだときとはまったく印象が違うと思います。
なので
- 強烈体験
- モヤモヤ感
どちらかがあれば、単語は必ず覚えられます。問題を解きながらなので、単純にリーディングの勉強にもなります。私はこのやり方でやってきたので、単語帳は手放してしまいました。
もちろん、単語帳がっつりやって覚えられるなら、それはそれでいいと思います!
とにかく、記憶に残ればいいので。