英語学習は楽しめるものを

 

いつも聞いているPodcastで、英語のネイティブスピーカーが次のようなことを言っていました。

「今韓国人の生徒たちに英語を教えてるけど、途中で止めちゃう人と続けていく人とに分かれるんだ。

僕も韓国語を勉強した時にそうだったんだけど、当時興味のないものばかり教材にしてた。韓国語の教科書とか、ニュース記事とか。別に内容に興味なんてなかったんだけど、韓国語の勉強のためにはいいと思ってたんだ。でもそれだけやってるんじゃ続かないんだよね。」

 

あー分かる分かる、と思って聞いていました。

無理して難しめの教材や新聞記事に取り組んだ時期は、まさにそうだったからです。

楽しいから、読みたいから、じゃなくて、英語力アップによさそうだから。そういう理由で始めたものは続きませんでした。

英字新聞も、最初に手を出したのはTOEICのスコアが700を超えた頃。内容の難しさもさることながら、正直全然興味持って読めませんでした。だから頭に入ってこない→続かないという負のスパイラルでした。

同じ英語でも、当時はTOEICのことばかり考えていたので、TOEICの問題集を解くことは全然苦にならなかった。楽しかったからですね。解いていて、わくわくしたからです。

 

昨日、努力は夢中に勝てない、という記事を書きましたが、本当にそうだと思います。

「これやったらカッコいい。」「周りにすごいって思われる。」「力がつきそう。」

そういう理由じゃなくて「あー楽しい。」「時間たつのも忘れてできる!」っていうものを選んで勉強する方が断然英語力はつくし、伸びも早い。

素材は何でもいいんです。漫画でもドラマでも映画でも絵本でも、子ども向けの番組でも、何でも(この前、おさるのジョージイを副音声で見たらめちゃくちゃ面白かったです)。

 

正直になりましょう。

復習をする時でもそうですが、とにかく自分の心に素直になること。できない自分を認めること。やりたいものを認めること。そこに見栄やプライドが入ってはいけない。

心が動かされることをしましょう。いったん力抜いてからっぽにすると、そこに新しいものがぐんぐん入ってきます。

今、もし無理してやっているものがあるとしたら。やりたくないのに取り組んでいる問題集があるとしたら。いったん横におきましょう。

 

ひとつ捨てると(物理的に捨てなくても)、ひとつ新しいものが入ってきます。

自分の中に新しい風を吹かせられるのは、あなた自身です。