見つめる鍋は煮立たない

 

【意味】:待っている時間は非常に長く感じられる、ということのたとえ。鍋が煮立つのを見ながら待つとなかなか煮え立たないという意から。

 

英語学習はまさにこれ。

 

成果が出ないことに、焦ってはいないでしょうか?TOEICのように、スコアで測れるものは別として。英会話など、数値化しづらいものに対して、です。

「いくらオンライン英会話やっても、上達してるのかわからない。」

「音読100回ずつやってるけど、これレベルアップにつながってるのかな。」

数値で効果測定しづらいからこそ、力がついているのか不安になったり、疑心暗鬼になったりします。

そんなことを気にする前に、とにかく続けましょう。

スピーキング力アップには、時間が必要です。それも、1か月2か月ですぐにできるようになるものではありません。

 

私は英語やり直しの頃、1スキット100回の音読を6冊やり、年数にして5年は継続しました。

オンライン英会話は、1日2コマを2年やりました。

その間に

「今、言いたいことうまく組み立てられた!」

「相手の言うことが自然な速さのまま理解できた!」

「使いたかったフレーズ使えた!」

といった小さなブレイクスルーが何度も起こるようになってきました。

話す力は、項目を理解する文法や暗記を必要とする語彙とは違い、時間が必要です。じわじわと身体に染み込ませるための。

日本語もそうやって私たちは学んできたはずです。

まずひらがなカタカナから。漢字も簡単なものから少しずつ。何度も何度も読み書き練習し、日常生活の中でその言葉の使われ方を覚え、大人になるにつれて洗練された言葉遣いができるようになる。

英語も同じです。

まだ効果でないのかなと、自分がやっていることに悶々と悩んでいるとしたら、やめましょう。

 

見つめる鍋は煮立たないのです。

やることしっかりやっていれば、気づかぬうちに力はついてきます。

 

ある日突然訪れるブレイクスルーを心待ちにして、励みましょう。