本質的幸福を求めて
先週の、オンラインフランス語講義にて「比較的幸福」と「本質的幸福」の話がありました。
語学を学ぶ上での比較的幸福は「あの人より(自分の方が)できるから幸せ」と思うこと。
でもそれだと、今の自分より「できる人」が現れたら、一瞬にしてその幸せは崩れ去ってしまう。できる人を目指したらキリがない、終わりがない。
それよりも、自分が語学をやっていてなぜ楽しいのか「本質的幸福」を探し、感じる方がいいということです。
私たちは、すぐに人と比べようとします。
どこかで優劣をつけないと、例えば受験や就職においては、誰を採るのか決定できないから、順位をつけることは時に必要です。
でも、それをすべてと勘違いしたり、自分の価値観のものさしとして使うべきではないのです。
人と何かを比べ続けると、それは一生つきまといます。終わりがないからです。
TOEICもスコア判定ですから、知らず知らずのうちに比べてしまうところがあるかもしれません。
「Aさんは900超えたのに、自分はまだ850…。」というように。
ナンセンスなので、その発想今すぐやめましょう。Aさんとあなたの置かれている状況はまったく異なるのです。
Aさんは、あなたよりももっと前からTOEICの勉強をしていたかもしれません。または、まぐれで取れた900かもしれません。Aさんの勉強状況や持っている英語力は、TOEIC900というスコアだけでは測りきれないのです。
本質的幸福を求めましょう。
英語を、語学を学んでいてわくわくできる時間、目標達成に向かって集中している時間。
これらの積み上げを日々行っていくほうが、語学力自体のアップにつながる上、気持ちの面でも最大限の幸せを感じられると信じています。
理由もなく、ただただ楽しい。難しい、分からないときがあっても、理解したい。やめたくない。
私が語学を勉強している時の心境は、こんな感じです。
自分の心が幸せかどうか、が何より大切です。