音読できるスピード=聞き取れるスピード
音読が英語学習に効果がある理由。
言語には「音読できるスピードは聞けるスピードと同じ」というルールがあるからです。
つまり、自分がすらすら音読できなければ、リスニング力は低い。逆にスムーズに音読できるレベルになれば、比例してリスニング力も上がっているということです。
音読は修行僧のように無味乾燥にやるものではありません。目的があるからやるのです。それは、英語の基礎体力をつけるということです。
素材は何でもよく、今の自分にとってやや歯ごたえのあるもの、もしくは同レベルのもの。内容や語彙が難解だからいいというわけではありません。目的は基礎体力作り、つまり英語回路を脳内に作ることだからです。
音読は目、耳、口をフルに活用するため、脳にとってものすごく刺激のある勉強法です。特にリスニングでは音がない勉強は考えられないため、リスニング力向上にも大きく貢献するのです。
よく「一つの文章を音読する意味ってあるんですか?」と質問を受けますが、その文章そのものの暗記が最終目的ではないのです。目的はあくまで体力づくり。口に英文をなじませ、英語の音や感覚を体に染み込ませることにあるのです。スポーツと同じ。見ているだけでは身に付かず、実践して経験して初めて自分のものになるのです。
冒頭の話に戻りますが、読める=聞けるということ。音読でリスニング力は鍛えられます。日頃の練習としては、短文の瞬間英作文練習をしつつ(アウトプット)新たな英文にも触れ(インプット)音読する。私はこれでリスニングとスピーキングのブレイクスルーが訪れました。
音読で語学能力は飛躍的に伸びます。