現実を変えるのは行動だけ
これまで多くの英語学習者の方と接してきて気づいたことがあります。
皆さんインプットはものすごく熱心ですが、アウトプットができないということ。
それはインプットが楽しい作業なのに比べて、自分の生活に応用するアウトプットって面倒くさいし、メンタル的にも負荷がかかるから。これにつきます。
TOEICでもそうですが、勉強法や成功体験談でも、何か新しい本を読んで目から鱗の知識を得た場合。それでものすごく賢くなったような気がするし、知的好奇心が満たされて優越感に浸れます。だから楽しい。でもそれだけです。
読書することで本からいくら知識を得ても実践で活用しなければ、ただの知的快楽行為でしかありません。そこで止まっている人が多いです。私も昔はそうでした。
「本読めば何か変わる、いつか変わる」ってどこかで思ってました。
でもあなたの現実を変えてくれるのは、あなたの行動だけです。正しい行動だけが、TOEICでスコアアップできない、満点取れないという現実を変えてくれるのです。
ちょっと本を読んだくらいで満点を取れるのなら、もっと早々に満点取れる人たくさんいてもおかしくないはずです。でも現実はそうじゃない。
そもそも数千円の本で人生変わったり、自分が変わったりするなんて普通に考えればありえないのです。それだったら人生楽勝です。
例えばですが、お金持ちになるための本を読めばみんなお金持ちになれるということです。ありえないですよね。ただ「人生が変わった」気分になったり「自分が変わった」気分になるだけです。
実際本を読んで変わったと言っている人は、その後絶対に行動しています。自分なりに考えて、お金と時間をかけて全力でコミットしたはずです。
あなたが本を読んで決意を新たにしても、現実はまず変わることはありません。本はただのきっかけなのです。入門、つまり初心者編。思考を変えるのはもちろん大事です。前提です。それがないと行動は変わりません。でも実際のところ現実を変えることができるのは行動した人だけです。
何かを成し遂げた人に、一切お金をかけずにとか、適当にやりながらできたという人を、私は聞いたことがありません。
知識も大事ですが経験も大事です。やっぱり自分で何でもやってみて痛い思いをしないとわからないことが多いのです。
TOEICで満点取るためには精神面を鍛えることが重要です、と言ってもピンと来ないかもしれません。でも、実際に経験したことがある方なら分かると思います。
・何時間でも机にむかえるほどの集中力を持っている人。
・継続を字の如く実現できている人。
・多くの情報を短時間で裁く処理能力がある人。
これらが出来ている人は少ないかもしれませんが、これができるだけでかなり人生が変わります。自分を見る目が劇的に変わります。環境も生活の時間配分も変わる。お金と時間の使い方が変わる、付き合う人が変わる。本を読んで気づきを得るよりも、大きく人生変わります。行動ですから。多くの犠牲を背負った行動ですから。
言い換えれば、その痛みを避けているうちは人は変われません。いつもの心地よい生活(コンフォートゾーン)に戻るだけです。
居心地のいい場所から都合のいいものだけを利用して目標に近づこうとしても、絶対に達成できることはありません。
あなたには今を180度変える行動力がありますか?
勉強や仕事に限らず、人生全般において言えることです。
上手くいくかどうかはそれだけです。