なぜ、英語を学ぶの?
苦手なこと。何度も何度も入力しているのに、クレジットカードの番号は覚えられません。
なぜ覚えられないのかな?と考えてみると、覚える気がないからでした。これしか理由はありません。なぜなら入力する時に見ればいいからです。
人は不思議なもので、覚える気がないものは覚えません。
でもクレジットカードの番号を携帯の待受けにしたり、大きくコピーして冷蔵庫に貼ったりしたら、覚えられる確率が高まると思います。
でも、もっと大事なことは、待受けにしてみるという意識自体が、そもそも、覚える気がないから、覚えようとする意識に少しずつ変わってきた。その変わる意識の方が実際に覚えるかどうかよりも大事なことのような気がします。
例えば、今日の講義のドイツ語も、クレジットカードの番号のように、別に覚えなくたっていいや…と思っているうちは、多分できるようにはなりません。
覚えようとしなくていいや!って思っているうちは、身につかないってことです。
そして学習言語そのものとその背景に意味を見出さなければ、クレジットカードの番号のように、何回も何回も入力しても、覚えてくれないという悪循環にハマります。なので、意識を向けるということが深層心理では大事で、心のスイッチをONにする必要があります。
これは語学の師匠からいただいた話です。
心に染み入ります。
自分がなぜ英語を、多言語を、何のために学んでいるのか、学びたいのか。
詰まるところこれが明確でなければ、暗記にしても理解にしても、どこかで煮詰まり飽きてしまうことでしょう。
英語でも多言語でも、その他のものでも。長く学び続けるためには、ただただやる、だけでは持ち堪えられない。
自分だけの「学びの意義」を持つことが必要だと感じるお話でした。