苦手を、潰す

 

勉強する時、あなたは苦手なことに着手しているでしょうか?

ひょっとすると、得意なものばかりやってはいませんか?

TOEICで満点目指すなら、まず苦手を潰しましょう。

得意分野を伸ばすのはその後です。

なぜなら、苦手がいつまでも残っていては、当然ながらその穴は永遠に埋められず、満点には絶対に手が届かないからです。

こう書くと、そんなの当たり前だと思われるかもしれません。

が、実際に実行できないのが人というものです。私自身がそうだったからよく分かります。ですので、当たり前のことをここでは言います。

まず苦手を潰す。

 

私の場合、リスニングであればPart34の会話、リーディングであればPart5の難問、Part7の記事問題がとても苦手でした。

苦手と嫌いが入り混じっていたようにも思えます。

分かっていながら、やりたくないので放置していました。

そして迎えるTOEIC公開テスト本番。当然ながらできません。

Part34は容赦無く音がどんどん流れていきますし、Part7は当然読むのに時間がかかる、その上時間も足りなくなる。

終わった後の感想は大抵こうです。

 

「今回もやらかした…。」

 

それを公開テストで数回繰り返した後、スコアシートのアビメをまじまじと見て、思いました。

これ以上同じこと繰り返してたら、本当に不毛な勉強だ、と。

 

そこからです。真剣に「苦手潰し」に取り組んだのは。

 

まず行ったのは自己分析。

 

なぜ、Part3457の各分野に「苦手」を感じるのか?

なぜ、できないのか?

時間が足りないだけか?時間があればできるのか?

ゆっくりならば聞けるのか?それとも他の要因か?

 

当然ながら、すぐに答えなんて出ません。

 

一つ一つの問題に向き合った時の自分の心境、解き方、時間の使い方。

 

このあたりをどう処理しているのか、まず自分で自分のことが分かっていなかったのです。

ただ、結果的にできないことだけをみて「できなかった」「苦手だ」。そういう感想を抱いていただけでした。

 

だから同じこと繰り返す。

だからいつも間違える。

だからいつも悔しい思いする。

でも、自分に改善の意思がなければ何も変わらない。

 

一念発起した時でした。

 

おそらく、スコア800前後の頃だったと思います。

そこから少しずつ少しずつ「苦手」に取り組み、丁寧に向き合い、徐々にそれらを克服していきました。今では、Part7の記事問題は大好きな問題の一つです。

 

振り返ると、それまでは勢いや感覚で解いてきたこともありましたが、もうそれだけでは限界を迎えていたということです。だからスコアの伸び幅が小さくなったのです。

 

あなたには、苦手分野がありますか。

そしてそれを、しっかりと自覚し、克服に向けての努力をはたいているでしょうか。

 

得意なものを伸ばすのは、いつでもできます。

まずは苦手を潰してください。

 

全ては、そこから始まります。