目次
英語学習を続けられる、今すぐできる簡単テクニック
英語学習者のお悩みNo.1は、「継続できない」こと
「続けたいのに、続けられないことは？」の質問のなかで、よくある答えのひとつが「英語学習」です。
ある調査によると、英語学習経験のある社会人の約9割が「挫折したことがある」と回答。
挫折までの期間は「3ヵ月以内」が約8割という結果が出ています。
1日の終わりに、ついサボってしまう。
そんな経験、あなたにもあるのではないでしょうか。
確かに、英語力は一朝一夕では身につきません。
「継続は力なり」
この言葉どおり、英語学習を円滑に進めるためには、継続こそがスキルアップへの近道なのです。
でも、継続できないことの一番の悪影響は、罪悪感や後悔が残ってしまうことではないでしょうか？
気分転換やストレス発散のために、ついダラダラしてしまって勉強できないと、
「また今日もサボっちゃった」
「どうして続けられないんだろう」
と、さらなるストレスやイライラの原因になってしまうということも……。
英語学習を継続できないのは、あなたの意志が弱いからでも、きちんとしていないからでも、性格が原因でもありません。
意志が強くなくても、気合いをいれなくても、時間がなくても実践できる
「英語学習を継続する」
ための仕組みと、簡単なアクションをお届けします。
わかっているけど、続けられない
コーチング受講生の例
受講生Kさんの悩みは、毎日続けられないこと。
「ちょっとでもいいからやろう」
と、頭では思っているのに、
「今日は、仕事でつらいことがあったから」
「今日は仕事頑張ったから」
「今日は疲れているから」
と、何かと理由をつけて、英語学習がほとんどできていませんでした。
帰宅して、ネットフリックスに夢中になったり、お風呂でゆっくりスマホをいじっている時間は幸せを感じる。
でも、すぐに後悔と罪悪感に苛まれ、さらにストレスを感じる…。
そんな悪循環に陥っていました。
もう一人、別の受講生のケースです。
Jさんは、すぐに三日坊主になってしまう自分を責めていました。
休みの日で時間があれば、大好きなアウトレット巡りをしたり、ここぞとばかりにお昼近くまで寝てしまったり。
「この週末こそ英語を頑張ろうと思っていたのに」
そして、日曜の夜になってから感じる罪悪感。
二度と味わいたくないと思うのに、また休みが来ると、同じことを繰り返してしまう。
「もう月曜か。最悪」
継続できないのには、理由がある
英語学習を継続したいのに続けられないのには、2つ理由があります。
人間は我慢できない生き物
一つは、人間は我慢できない生き物だということ。
「三日坊主を繰り返すのはよくない」
ということは、誰でも頭ではわかっています。
でもやめられないのは、あなたが毎日がんばっているからなのです。
あなたは、今日も、学校に行ったり仕事をしたりして、ストレスに耐えました。
人によっては、家事や子育てをがんばりました。
たとえ仕事や家事を楽しんでいるとしても、1日を通してさまざまなストレスに耐えて我慢してきています。
なので、夜になって家で過ごす時間帯には、
「我慢する力」
が残っていないのです。
帰宅後、緊張がとけてほっととすると、いつの間にか私たちは、心の赴くままに行動してしまいます。
ダラダラしてしまうのです。
一度スイッチが切れると、もうそこから気合いを入れることは難しく、スマホやネットに夢中になってしまう。
でもそこで、
「なんで続けられないんだろう」
「まただらだらしちゃった……」
「たった数分でも毎日勉強できてない自分、最悪」
などと、自分自身を責めないでください。
自分を責めても、だらだらするのはやめられないし、かえってストレスをためるだけです。
脳は否定形を理解できない
やめられない理由の二つ目は、脳は否定形を理解できないから。
実は「英語学習」を続けられないのは、あなたのせいではなく脳のせいです。
たとえば、こんな経験はありませんか？
「絶対、夜中はスマホをやらない」
「絶対、ゲームはやらない」
「絶対、お酒を飲まない」
などと決めたときに、逆に、やりたくなって、いつもより余計にやってしまう……。
あなたが
「寝る前にスマホを見るのをやめよう」
と思えば思うほど、脳は「スマホを見ているあなた」をイメージしてしまうのです。
すると、脳は自動的に「スマホを見ている」方向で動いてしまい、さらに見たくなってしまいます。
でも
「スマホを見るのをやめよう」
と思っても我慢がきかないし、やめようと思うほど見たくなってしまう。
この悪循環から抜け出す方法なんて、あるのでしょうか？
英語学習を続けられる、誰でもできる１分簡単ワザ
「一部解禁」する
それは、英語学習を
「毎日やらなくてもいい」
とすること。
続けたいのに「毎日やらなくてもいい」って、矛盾しているのでは？
と思った方もいるかもしれません。
もう少し詳しく言うと
”「毎日やる」をやめて、「やらなくてもいい」を、自分に「一部解禁」する”
のです。
「一部解禁」の具体例
（1）5分など、短時間限定でやる
（2）「表紙だけ眺める」教材を決めておく
（3）まったくやらなくてもいい日を作る
罪悪感から解放されたKさん
毎日英語学習が続けられずに悩んでいたKさんは、
「（3）まったくやらなくてもいい日を作る」
を実践してみました。
Kさんは仕事や疲れを理由に、英語学習が継続できていませんでしたが、
「月曜の朝と金曜の夜は英語学習をやらなくてもOK」
と決めてみたのです。
最初はほかの曜日も全く学習できない日もありましたが、次第に、
「月曜と金曜は自由だから、それを励みにがんばろう」
という気持ちがわき、ポツポツと勉強できる曜日や時間が出てきました。
「この時間帯は自分へのご褒美だと思うと、罪悪感なくネットを楽しめるようになりました」
と、話してくれました。
三日坊主から脱出できたJさん
意気込んで始めてもすぐに三日坊主になってしまうJさんは、
「（1）5分など、短時間限定でやる」を試してみました。
でも、時間があるときであってもそれができませんでした。
そこで、やり方を変更して「（2）「表紙だけ眺める」教材を決めておくことにしました。
Jさんは、「やりたくないときはこの本の表紙だけ眺めればOK」と決めました。
「『眺めるだけでOK』と思うと、かえって気になって『ちょっと見てみようかな』と考えるようになり、結果的に何度か音読していました」
と、教えてくれました。
まとめ
英語学習を続けられる、今すぐできる簡単テクニック
「毎日やる」をやめて、「やらなくてもいい」を、自分に「一部解禁」する
「一部解禁」の具体例
（1）5分など、短時間限定でやる
（2）「表紙だけ眺める」教材を決めておく
（3）まったくやらなくてもいい日を作る
英語学習が続けられなくても、後悔と罪悪感をもたなくて大丈夫です。
「一部解禁してみる」ことを試してみてくださいね。
少しでもご参考になれば幸いです。
ここまでお読みくださりありがとうございます😊
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