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王道を行く
TOEICの勉強を始めた頃、スコアを少しでも早く上げたくて、勉強法を模索しました。
ネットで検索し、ハイスコアを叩き出している人の勉強法を見たりもしましたし、公開テストで少しでも高得点を取るにはどうしたりいいか、何か使えるテクニックはないかと模索もしました。
テクニックとしては、当時はリスニング開始までの間にリーディングセクションのページを見ることを禁止されていなかったので、Part5をディレクションの間に見て解いていました。時短のため。
ほかにも、何とかPart7を楽してできないかとスキャニングをしてみたり(記事にもしましたが)、とにかく楽してスコアを上げようと考えていました。
でも、人の模倣やテクニックに頼ることには限界があります。すぐにそれに気づき、私が採った方法は、王道を行くことでした。
TOEIC問題集を解き、間違えた問題を見直し、復習する。分からない箇所は文法書を調べ、知らない単語はチェックしてその都度覚える。リスニングはスクリプトを見て聞き直す。文法と単語のチェックも行う。
上に書いたことは、TOEICに限らず当たり前のことです。問題を解く→答えを見直す→復習する、の3ステップ。何も特別なことはありません。基本的なことを、当たり前のことをきちんとやろう、と決めて以来、こうやって勉強するようになりました。
面白いほどスコアは上がっていきました。勉強を続けるうちに、軸はぶれなくともやり方は変わり、自分の実力がついてくるにつれて、勉強内容も量もどんどん増えていきました。
でも基本的な勉強方法は変わっていません。結局、正攻法で勝負しないと英語力は身に付かない。短期間でどうにかしようと焦りや不安ばかりが先行するから、勉強そっちのけで他のことにエネルギーを費やす悪循環が生まれるのです。
真摯に勉強と向き合う。私自身の経験ですが、それがベストの勉強法であり王道。
今学んでいる多言語も、まさにそのやり方です。基本をきっちり攻めないと先に進めない。
先に書いた勉強法(姿勢)をいつも心に留め置けば、どんな勉強に取り組んだとしてもうまくいくと信じています。