英語の先生は、ネイティブじゃなくてもいい

 

「英語がスラスラ口から出てこない」

というのは、英語を勉強し始めた日本人にとって、共通の悩みごとです。

ネットの広告などでよく言われるのは「英語を話す、というアウトプットが足りないので、ネイティブと会話する機会を増やしましょう」というもの。

確かに、通学型の英会話スクールの場合、ほとんどがアメリカ人、オーストラリア人などの英語ネイティブです。

でも、オンライン英会話で最も多いのは、フィリピン人の先生です。

最近はそれに加えて、セルビアなど東欧系の方もとても多いです。

確かに、彼らは英語のネイティブスピーカーではないです。

なので「ネイティブじゃないのに大丈夫なのかな」と心配になるかもしれません。

 

先生がネイティブでなくても大丈夫です。

もちろん、素晴らしい先生かどうかは実際に授業を受けてみないとわかりませんが、それは相手がネイティブであってもそうじゃなくても同じです。

フィリピンでもセルビアでも、彼らは小学校から英語を学んでいます。

授業はすべて英語で行われたり、英語圏のドラマや映画を字幕や吹替なしで楽しんできているため、英語には小さい頃からなじみがあります。

講師はハイレベルな英語力の持ち主ばかりです。発音も、とてもきれいです。

 

でも、ネイティブではないのでネイティブと同じではありません。

ネイティブと比べれば、発音も、純粋なアメリカ英語やイギリス英語とは違い、多少の訛りやクセはあります。

でも、英会話のレッスンで大切なことはそこではなく、レッスンを受ける自分自身が英語で話すことが一番重要で価値があることなのです。

 

ネイティブじゃない先生のレッスンを受けるメリットについてまとめてみました。

 

1 「ネイティブにならなくてもいい」と思える

日本人の英語学習者が英語を伸ばせない大きな原因の1つに

「ネイティブみたいに話さなければならない」

という思い込みがあります。

私も実際、そう思っていました。

 

でも、ネイティブと「同じくらい」を目指してしまうと、自分の英語はいつまでも、上達した、上手くなったと思うことができません。

ネイティブは生まれたときから英語に触れているので、同じように慣れるには相当の年数がかかります。

そうすると、英語を学ぶことそのもの自体がしんどくなり、つらくなってしまいます。

これでは本末転倒です。

 

ネイティブの先生に習っていると「こうならなければと」と思いがちです。

自分の足りないところばかり目についてしまう。

でも、ノンネイティブの先生に習うことで「これでもいいんだ」という気楽な気持ちで臨むことができます。

 

2 英語学習者の気持ちをわかってもらえる

私が英会話を教えていて

「なぜ日本人の先生を選んだんですか?」

と生徒さんに尋ねると

「日本人の先生だと英語そのものだけじゃなくて、勉強法や試験対策も教えてもらえるから」

「文法の細かいところは日本人の先生の方がきめ細かく教えてくれるから」

というお答えがとても多いです。

 

非ネイティブの先生は「生徒の気持ちがわかる」のです(私がそうであるように)。

なぜ挫折してしまうのか

なぜうまく発音できないのか

なぜ文章が理解できないのか

どうやって勉強していったらいいか etc

 

こういうことを教えてもらえます。

私自身が講師の仕事をしていて

「モチベーションが下がったときにAki先生の苦労話や体験を聞けて、とても救われました」

と言われたこともあります。

非ネイティブは、英語学習に苦労した経験がある人がほとんどなので、学習者の気持ちがわかるのです。

 

3 生徒が聞き役になるリスクが少ない

ネイティブの先生は基本的に話すのが速く、英語の文化の特徴である

沈黙をよしとしない

結論から知りたい

というのもあり、フリートークのレッスンだと、生徒が「聞き役」になりがちです。

特に、英語を話し慣れていない人、は完全に先生のペースに飲まれてしまいます。

 

私がまさにそうでした。

30分のレッスンのうち、気づけば先生が20分以上話している…なんてことはしょっちゅう。

言いたいことがあってもすぐに出てこない

こんなこと言ったら間違ってるかな

などとあれこれ考えるうちに、やっているのはニコニコうなずきながら聞くだけ。

これでは英会話はいつまでたっても上達しません(涙

 

「ネイティブ英語の速さに慣れておくべき」

とか

「きっとそのうち慣れるから、今は耐えてがんばろう」

という考え方もあるかもしれません。

でも、圧倒されて「聞き役」になるレッスンは結構精神的にもきついです。

ですので、まだ英会話そのものに慣れないうちは、非ネイティブの先生を選ぶことをおすすめします。

 

私自身「先生はネイティブじゃなくてもいい」と気づいたことがきっかけで、英会話力は伸びていきました。

決してネイティブの先生を否定しているわけではありません。

でも、日本の英語教育は、全体として「ネイティブでなければ」志向が強いので、そんなことないよ、ということをお伝えしたいのです。

特に、初心者から初中級者の段階であれば、非ネイティブや日本人講師のメリットやネイティブ講師のデメリットを知り、比較検討する姿勢は大切かなと感じます(^^)

 

少しでもご参考になれば幸いです。

ここまでお読みくださりありがとうございます😊

 

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