私が「どうせこの世は生き地獄」のネガティブさから脱した方法

 

人の気持ちが上下する理由

 

四季が少しずつ移り変わったり、天気が毎日違うように、人間にもバイオリズムというものがあります。

いつもいつもいい気分だったり、機嫌よくいられたらいいけど、それは理想ですよね。

どうしてもつらくなったり、悲しみに暮れたり、しんどいときはあると思います。

そんなとき、あなたはどう対処されていますか?

私は、とことん落ち込んで自分を責めたり、自己嫌悪に陥ったりするばかりでした。

今思うと、全然建設的な解決法にはなっていなかったなと思います。

もちろん、気持ちが落ちたときは受け止めるべきだし、しばらくはその状態でもいいと思います。

というか、それ以外どうしようもない。

でも大事なのは、そこにとどまり続けないこと。

いつまでもそこでじーっと感情を停滞させていたら、時間がもったいないですよね。

精神的にも物理的にも、いい流れはやってこないです。

そこから一歩踏みだす方法を、今日はご紹介します。

 

気持ちが落ち込んだときの対処法

 

内観とは?

 

気持ちが落ち込んだときの対処法。

それは、内観です。

内観とは、日本初の心理療法のことです。

内観は、吉本伊信が創始した自己探求法で、日本初の心理療法の一つです。

浄土真宗の一派に伝わる修行法の「身調べ」を改革し、1941年頃に現在の「内観法」に近いかたちを考案しました。

現在では、学校教育、医学界、企業などにも広まっています。

 

内観のやり方

 

内観のやり方はシンプルです。

「あるテーマを決めて自分とじっくり会話をする」

これだけです。

 

たとえば

今イライラしてる

⇨その理由は?

⇨何でかわかんないけど不安でたまらないから

⇨その理由は何だと思う?

このように、丹念に自分で自分に問いかけていきます。

 

自分に問いかけるときのコツ

 

「なんでイライラしているの?」

ではなく

「イライラする理由は何?」

という聞き方がいいです。

同じ意味に見えますが、違います。

「なんでイライラしているの?」

これは理由を聞いているようでいて、実際に受ける印象としては、責められているような感じになるのです。

答えに詰まります。

でも

「理由はなんだろう?」

なら、落ち着いて理由そのものにフォーカスできます。

 

「あの人のあの言葉が悲しい」

「その理由は何?」

「絶対嫌われたから」

「どんな理由で嫌われたと思ったの?」

こうやって深堀りしていくと

「別にそこまで嫌われてないかも」

というふうに思い込みがリセットされる可能性が高いです。

「理由は何?」という優しく丁寧な問いかけが、自分をゆっくりとケアする、最高の方法の一つになります。

 

内観をしていくと、気持ちが変化していく

 

過去

「どうせこの世は生き地獄」

と、ネガティブどころか、毎日心がどしゃぶりに近い曇り空だった私でも、この内観を少しずつ取り入れるうち、考え方や心持ちは変わっていきました。

(ひどいフレーズですねw)

 

焦らずゆっくりで大丈夫です。

人の心持ちはそんなに簡単には変わりません。

でも、問いかけをするだけで、ご自身を客観的にすでにみていることになります。

試してみてくださいね。

 

内観や良好なコミュニケーションにおすすめの本

 

最後に、内観や自己対話、人とのコミュニケーションをのコツが書かれた本を紹介します。

 

「こころの対話 25のルール」(講談社)

 

薄くてすぐに読めそうな本書ですが、書かれている内容はとても濃いです。

「あなたは人の話を聞いていない」という章から始まるこの本。

何回読んでも、ハッとさせられることが多いです。

自己対話だけでなく、人との関わり方を通じて、自分の心(魂)も成長できる。

じっくり、自分の内側と向き合うことができる1冊です。

 

【Amazonの紹介ページ】

話を聞くだけでいいのです。あなたの何かが変わりますほんとうのコミュニケーションは相手の話を聞くことから始まります。ちょっとしたルールを知れば、不安や心配がなくなって、人と会うのが楽しくなります。

「自分の内側をどんな感じていっぱいにしておきたいか?」と、自分に問いかけてみてください。「こころの対話25のルール」はここから始まります。つまるところ、私たちは安らいでいたいし、ご機嫌でいたいのです。不安や心配、怒りをなんとか回避したいと思っています。しかし、考えてみれば1年のうち「おだやかな気持ち」でいられる日なんて、何日あるのでしょうか?

 

【読者のレビュー】

こころの対話の実践本のようなタイトルですが、「いまここ」の感動を感じ取れる感受性を取り戻すにはどうするのか。ということが書かれた本と読み取りました。人の話の聴き方の実践的な方法がたくさんあり、ためになりますが、それより大切なのは、人と本当のコミュニケーションがとれることで、日々の何気ない感動を感じ取ることができるということ。そして、この「感動」を感じられる感受性を取り戻すには、自分自身とコミュニケーションをしっかりとって、「安心感」を得ることが必要なようです。自分自身とのコミュニケーション方法も具体的にあるので、実践しやすいです。

 

いかがでしたでしょうか?

少しでもご参考になれば幸いです。

ここまでお読みくださりありがとうございます😊

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