Partで2満点を取りたい
先日zoomにて、TOEIC無料オンラインセミナーを行いました。
その際にいただいた、参加者のご質問より抜粋。
「Part2とPart5を満点にする秘訣があればお伺いしたいです。90%はとれるかなと思いますが、100%には壁を感じます。公式問題集を何冊分完璧にこなせば100%に達するのでしょうか。」
難しいですよね、Part2もPart5も。どちらも”短文”というところがポイントで。回答しやすくもありながら、全問正解しようとすると難しい。クセのあるPartだと思います。
実際、私も最後まで苦しめられました。
リスニングでいえば、Part2。リーディングだったら、Part5。 もう祈るような気持ちでした、公開テストのときは毎回。
「 ああ奇問難問が出ませんように!」←超本気でお祈り
Part2については、聞き取りがほぼできているという前提であれば、問題の所在は次にあります。
間接応答に慣れていない。
間接応答とは???→問に対して、直接的な答えになっていない回答のことです。
公式問題集3から抜粋すると
Does our budget include funding for one assistant or two?
- A) I didn’t know we were hiring anyone.
- B) At the reception desk.
- C) It was paid for in cash.
↑この問題の正解はAです。
質問が「予算が含んでいるのはアシスタント1人分、もしくは2人分の資金ですか?」に対して「誰か採用する予定だなんて知らなかったです!」という回答。
えーって感じですよね。ふつうは 「1人分です。」や「2人分です。」っていうのが直接的な答えになりますが、そうじゃない。いってみれば、第三の回答といいますか。 このタイプの問題が結構あるのがPart2。
ほかにも「私のPCが修理されている間、使えるPCある?」に対して「マイケルは今日自分のPC使ってないよ(だから使えるよ)。」という回答。PCがあるよ、ないよ、という回答でなく、↑のような回答ぶりのことですね。
これは、英語が仮に聞き取れていたとしても、間接応答のパターンがあると知らないともしかしたら答えに迷うかもしれません。でもよく考えれば、別にそんなに違和感ない答え方だともいえます。あとは、残りの2つの選択肢が明らかに誤っているし。
私がまだびくびくしながらPart2を解いていたときは、間接応答問題が怖い!と思っていました。
でも、Part2に間接問題がある、ということを知っていれば、そういう変化球がくることはわかっているはずです。わかっていながら、迷う、間違える。ということは、そのタイプの問題に慣れていないことが問題です。だから、消去法に頼らざるを得なくなる。他は違うから、たぶんこれだろうと。
今では残りの選択肢を聞く前に、Aが正解であれば、Aを聞いただけで迷わず回答できます。
間接応答に対応するには慣れることが大事なので、和訳見ちゃいましょう。日本語見て、ああこういう返しがくるのかっていうパターンをある程度覚えてしまう。その上で、公式問題集などで練習。
ここ大事なんですが、回数の問題じゃありません。問題集何周回した、で理解度をカウントするのは自己満足、ナンセンスです。やめましょう。
つまり、間接応答以外の部分で苦戦するとしたら、それは聞き取りができてない証拠。そもそものリスニング力を上げていく、別の練習が必要になります。
私はむしろ間接応答問題が大好きで、おお!こうきたか!と変化球を楽しんでPart2を解いています。
まとめると、Part2で満点を狙うには
・間接応答問題に慣れる
・そもそものリスニング力の底上げ練習
この2段階で取り組むといいと思います。
質問者様の参考になれば幸いです。