10歳で英検１級に合格！英語力アップは〇〇との出会い
コーチングとは別に、英会話指導の仕事もしているのですが…
小学4年生の生徒さんが、昨年秋、なんと英検１級に合格しました。
春先に知り合ったとき、すでに準１級は持っていた彼（この時点で相当すごいのですが）。
あまりにも輝かしい実績なので、最初のオンライン面談のときに、お母さんに聞いてみたんです。
ちなみに、お父様がアメリカに赴任することになったので、1年前からご家族でカリフォルニアに住んでいます。
「Aくんは、これまでどうやって英語を勉強してきたんですか？」
「去年こっち（アメリカ）に来たときは大変でした。
ローカルの公立小学校に通わせているものですから、お友達も先生もみんなネイティブのアメリカ人で。
環境だけでなく、英語に慣れなくて、時々家に帰ってきてから落ち込んでいましたね…。」
「そうですよね。外国に住むこと自体、結構ストレスがかかりますよね。」
「はい、でもそこは子供ですから、お友達ともだんだん仲良くなって、今は楽しそうに過ごしています。」
「じゃあ、現地の生活になじむうちに、Aくんの英語力は自然と上がったっていう感じなのですね。」
「そうですね…それでもやっぱり英語には結構苦しんでいました。
でもあることをきっかけに、彼の英語への情熱にスイッチが入ったんです。」
「へえ〜そうだったんですね。それって何ですか？」
「ハリーポッターの小説なんです。
お友達の家で一緒に映画を観たらしくて、でも当然英語じゃないですか。
でもその映像や内容に一気に引き込まれたみたいで、帰ってくるなり
”僕、ハリーポッターの本が読みたい！”
って。それで小説を買ってあげたんです。
そしたら、辞書を片手にその日から少しずつ読み進めていって。
そこからですね、一気に英語力が上がっていきました。」
「なるほど〜！素晴らしいですね。
だから英検レベルの単語や長文にも対応できるようになったんですね。」
その後、Aくんとの英検１級合格に向けてのレッスンが始まりました。
ときおり、楽しそうにハリーポッターの話をするAくん。
「どのシリーズが一番好き？」
と聞くと
「一番最初が一番面白い！断然、賢者の石です」
と、目をキラキラさせて答えてくれました(^^)
好きこそものの上手なれ。
これまで、それほど英語に興味がなかったのに
「なんとしてもこれを英語で読みたい！」
という熱い気持ちが、英語を学ぶ力、読む力になっていったのです。
私はハリーポッターシリーズはこれまで観たことがなく、小説も読んだことがありませんでした。
でも、Aくんの熱い思いを聞いているうちに、だんだん読みたくなり笑
Amazonで購入して、今読み進めています。
【ハリーポッタータイトル一覧】（ここではUK版ペーパーバックをご紹介しています）
Harry Potter and the Philosopher’s Stone（ハリー・ポッターと賢者の石）
Harry Potter and the Chamber of Secrets（ハリー・ポッターと秘密の部屋）
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban（ハリー・ポッターとアズカバンの囚人）
Harry Potter and the Goblet of Fire（ハリー・ポッターと炎のゴブレット）
Harry Potter and the Order of the Phoenix（ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団）
Harry Potter and the Half-Blood Prince（ハリー・ポッターと謎のプリンス）
Harry Potter and the Deathly Hallows（ハリー・ポッターと死の秘宝）
【Kindle版】
Harry Potter and the Philosopher’s Stone（ハリー・ポッターと賢者の石）
Harry Potter and the Chamber of Secrets（ハリー・ポッターと秘密の部屋）
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban（ハリー・ポッターとアズカバンの囚人）
Harry Potter and the Goblet of Fire（ハリー・ポッターと炎のゴブレット）
Harry Potter and the Order of the Phoenix（ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団）
Harry Potter and the Half-Blood Prince（ハリー・ポッターと謎のプリンス）
Harry Potter and the Deathly Hallows（ハリー・ポッターと死の秘宝）
ここでよく話題になるのは
「英語初心者にはハリーポッターの洋書は難しすぎる？」
ということです。
でも、Aくんは小学生で、アメリカに住んでいるとはいえ、在住１年弱。
これまで、英語がめちゃくちゃ得意だったというわけではありません。
いたって普通の小学生です。
その彼が読破しているのを知ってしまったら
「自分にもできそう」
と思えてきませんか？
確かに、ハリーポッターは小説ですから、文学的な表現が多いです。
その世界特有の単語や表現（魔法関連とか）、固有名詞もたくさん登場します。
でも、英語の試験に出てくるような「論説文」ではありません。
ハリーポッターは
「ファンタジー」で「物語」なのです。
ストーリーにひきこまれて、先を先を、と読みたくなるような類のものです。
これまでファンタジー映画を好んで観ることはなかったのですが、ハリーポッターは
「間違いなく面白すぎる」
物語です。
そして大切なのは、挫折しないように読むコツです。
１ 辞書は引かない（引かなくてもわかる本を読む
大学入試のように
「一字一句間違いのない英文和訳」
を求められるものではありません。
わからない部分は文脈からなんとなく意味を想像し、そのまま読み進める。
どうしてもわからないと話の筋が見えなくなりそうであれば、辞書を引きます。
ハリーポッターは物語なので、大切なのは予想が合っているかではなく
「話を大枠で理解する」
ことの方が重要だからです。
そして、読み進めるうちに、わからない部分は文脈から意味を予想できるようにもなっていきます。
多読に慣れてくると辞書が必要なくなり、読むことが楽しくなります。
なので、１と連動しているところですが
２ わからないところは飛ばして進む
わかっているところをつなげて、意味を予測しながら読むことが、スラスラ読めるコツです。
そしてこれが何より大事なのですが
３ つまらなくなったらやめる
繰り返しますが、これは
「試験のための英語学習」
としての教材ではありません。
純粋に、ハリーポッターの世界に浸ってみてください(^^)
Kindle Unlimitedを利用すれば、ハリポタ全巻が読み放題です。
（私もUnlimited版にはお世話になっています）
うまく活用して、楽しいと思えるものにトライしてみてくださいね。
少しでもご参考になれば幸いです。
ここまでお読みくださりありがとうございます😊
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