色を重ねるように勉強する
TOEICのスコアが上がらない…勉強が思うように進まない…といった壁にぶつかったとき。
イライラするし
「自分はなんてできない奴なんだ」
と、自己嫌悪に陥ることはよくありました。
あなたも、そういったことはないでしょうか。
「思ったようにできない。」
「もっとできると思ったのに。」
「なんでこんなに忘れっぽいんだろう…。」
私はこの最後のセリフがよくありました。
「勉強するからには、一回で覚えてしまいたい！」
と、焦っていました。
でも大丈夫です。
壁にぶつかるのは、むしろ勉強が進んでいる証拠。
たとえば、TOECはパート5が短文の穴埋め文法問題です。
初めて見る語彙だったりコロケーションだったり、解けない問題が多いです。
うんうん悩んだ末に回答し、間違える→答えを見て納得。
その後すぐにやり直しても、答えを覚えているので、少し寝かせてからやる。
次にその問題を解くときのマインドとしては
１ 前回間違えたこと、確認した解説のことまで思い出して、正解できた
２ 「あー、あの問題前やったなー」で、前とは別の答えを選んでなんとなく正解できた
３ 「一回解いたことは覚えてるけど、忘れた…」で、また間違えた
だいたいこの3パターンになります。
あなたが１から３のどれであってもOKです。
2回目でどこまで思い出せるかは、人によって違います。
「一度やった」ということは覚えているのは１も２も３も同じです。
今回が解くのは2回目。
ちゃんと解説を読み、そうだったそうだった、と納得して終了。
そしてまた寝かせる。
この作業を5～6回繰り返すと、もう何も考えずに解けるようになります。
何を言いたいかというと「色を重ねるように勉強する」ということです。
絵を描くとき、いきなり濃い色で一度塗りで仕上げるということはないと思います。
まずはデッサンをして、次に薄い色を塗り、そこに何度も何度も塗り重ねて完成させていく。
私はアートに詳しくはありませんが、こういうやり方ではないでしょうか。
勉強はまさにこのプロセスです。
次のことを覚えておかれるといいと思います。
・一度では記憶に定着しない
・でもそこでやめない
・同じ行為を、何度か繰り返す
・時間を空けて、繰り返す
至極当たり前のことで、目新しいことではありませんが、勉強するときにここを意識し、実践されている方は実は少ないのです。
記憶への定着は、接触回数を増やすのがいちばんです。
長時間同じ問題に向き合うのではなく、重ねていくこと。
ですので
「極端に難しい問題ばかりではないのに、なぜTOEICパート５の問題を間違えてしまうんでしょうか」
というご質問に対する、私からの回答はこちらです。
それは
「長期記憶として知識が定着していない」
から。
焦らず、一歩ずついきましょう。
ひとつずつ着実に「知識」を「理解」に変えていくためには、ぜひ、色を重ねるように学習することをおすすめします。
少しでもご参考になれば幸いです。
ここまでお読みくださりありがとうございます😊
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