なぜインド人は英語を話せるのか?驚きの英語学習法

 

インド人が運営する英語学習YouTubeチャンネル

 

先日、英語でyoutubeを視聴していたところ、おすすめにこちらのチャンネルが出てきました。

Learn With Sam And Ash

英語学習に役立つTipsを発信しているチャンネルなのですが、画面を見ずに聞き流していたところ、なんだかクセがあるなあと感じたので、概要欄をチェックしたら、ホストはインド人のお二人でした。

「インド英語はクセがある、訛りが強い」

とはよく聞きますが、それでも流暢に自然なスピードで英語を話しています。

そのときふと思いました。

「なんでインド人は英語を話せるんだろう?」

ということで、今日はインド人と英語について、歴史や勉強方法に触れていきたいと思います!

 

インドの英語教育の背景

 

インド人は英語のネイティブスピーカーではありませんが、英語が得意です。

その理由は一体何なのでしょうか。

 

1 英語を話せる=就職に有利

 

日本でも英語が使えると就職に有利、とはよく言われますが、インドにおいては、日本とは比べものにならないほど、それが顕著です。

インドの上流層はかなりの学歴社会で、学力の指標の1つとなるのが英語。

英語が話せるかどうかが就職に大きく影響するのです。

そのため、幼少から英語教育はスタートし、家の中ではすべて英語で会話!という家庭も多いそうです。

(フィリピンも幼稚園や学校の中では英語のみ使用するなど、小さい頃から子どもたちは英語漬けの生活を送っています。)

また、インドの上流層の人々は、インド国内ではなく、給料が高い外国で働くことを目指しています。

だからこそ、英語学習のモチベーションがとても高いのですね。

 

2 公用語なのにヒンディー語が通じない!?

 

インドでは、公用語であるヒンディー語が、インド人同士で通じないことが多々あるそうです。

国内で定められた公用語は22言語もあります。

そのせいか、インド南部にはヒンディー語を話せない人がたくさんいます。

そこで次の手段となるのが英語なのです。

ヒンディー語がインド政府の公用語である一方、英語は公的・行政的な目的で広く使わています。

公的な試験や高等教育の多くは英語で実施されるので、学業や仕事での成功を目指すには、英語力が不可欠だということです。

 

3 絶対的に「英語を話せる」という自信がある

 

ここからはやや主観も入りますが、インド人は

「自分は英語を話せる!」

という絶対的な自信を持っています。

日本人は、流暢な英語を話すような人であっても、

「いやいや、全然英語話せないんで」

と謙遜しがちですが、インド人はたとえ文法が間違っていても、発音が独特であっても、

「自分は英語を話せる」

という確固たる姿勢を持っています。

前職でインド人と何度か仕事をしたことがありますが、堂々とした態度で、マシンガンのような勢いで英語を話していたことをよく覚えています。

その自信に満ちた姿は、日本人も見習うべきところがあるなと感じました。

 

インドの英語教育はなぜ効果的?インド英語式の勉強法

 

上で述べたように、完璧主義の日本英語と比べて、インド式英語は実践的です。

インド人は知っている英単語を使って会話をしながら、生活の中で少しずつ英語力を高めているのです。

でも、日本の英語教育の質は決して低くなく、十分な単語力・文法力を義務教育の中で身につけることができる環境です。

それなのに、なぜ日本人は英語に対する苦手意識があるのでしょうか?

という疑問がわきます。

ここから、

「インドの英語教育法」

これを深掘りしていきたいと思います。

 

1 完璧さを求めていない

 

英語学習をするとき、私たち日本人はつい「完璧」を意識してしまいます(なぜなんでしょうね?)

英語のちょっとしたアクセントの違いやスペルの間違いなど、細かい点をいちいち気にしてしまう、なんていうこともよくあります。

インド人はというと、英語はツールと認識しているので、

「相手に伝わるのが重要」

と考えています。

そのため、発音をあまり気にせず、積極的に知っている単語をつなぎ合わせながらコミュニケーションをとることが多いのだとか。

なので、基本、「インド訛り全開」というわけです。

インド人は、

「ネイティブをまねる必要はない!」

と割り切っているので、

(私の知り合いのインド人もそんな感じです)

「発音がカタカナ英語だから…」

と、つい英語を話すことを避けがちな日本人とは対極です。

インド人の清々しい姿勢を見習いたいと思いました 笑

 

2 単語は「必要なものだけ」覚えて使う

 

インド人は、

英語力が高い=たくさんの単語を知っている

とは考えていません。

「必要な単語は使いながら身につける」

「必要のない単語は覚えない」

という徹底ぶり。

つまり、

「知ってる英語を使えばいいんじゃない?」

という発想です。

なので、インド式英語では、

「自分が知っている簡単な英語を用いて、自分が言いたいことを確実に相手に伝える」

これを重視しています。

たとえば、「簡単な」という表現には「a piece of cake」というフレーズがありますが、これを知らなくても、

「easyを使えばいいよね」

といった感じです。

難しい単語を使わずとも、

「伝えたいことが相手に伝わればOK!」

とするのがインド式です。

でも、仕事に必要な単語はきちんと習得するので、医療機関などでは高度な専門用語が使われています。

実用主義を重視する姿勢が見てとれます。

 

3 驚き!「3つの動詞」で伝えられる

 

英語の動詞の中で、インド式英語では

・sound

・find

・give

この3つの動詞を使うのが特徴です。

たったそれだけ?とつい思ってしまいますが、この3つを使いこなすだけで、英会話は十分成り立ちます。

それぞれの動詞の使い方と意味を順番に見ていきます。

 

・sound=「A sound B(AはBのようだ)」で言い表す

例 His idea sounds good.(彼のアイデアはよさそうに思える)

 

・find=人 find A B(人はAがBであるとわかる)

例 I find her nice.(私彼女が親切だと思う)

 

・give=give 人 物(人に物を与える)

例 I gave my mother some flowers.(私は母に花をあげました)

 

これらが上の3つの動詞の意味と使い方です。

インド人はこれらの動詞の英文の構造を覚えて、後は単語を入れ替えることでコミュニケーションを取ることができます。

 

たとえば「あの噂は本当っぽい」を英文にするとき、インド人は、

1 soundを使った場合→The rumor sounds true.

2 findを使った場合→I find the rumor true.

3 giveを使った場合→The rumor gives me truth.

このように即座に英作文をすることができます。

 

これは一例ですが、彼らは、日本人である私たちがやりがちな

「単語を並べて話す」

「日本語から英語に無理に直訳しようとする」

ことをしていないのです。

 

インド人は、

「動詞で英文の形を決めて、そこに言いたいことをはめこむ」

という思考回路になっているので、英語がスラスラ口から出てくるのです。

 

なので、何か言いたいことが出てきたら、上の3つの動詞

・sound

・find

・give

このどれかの動詞になんとかあてはめて英作文をするようにすると、英語の基礎力を身につけることができる、という発想です。

 

もちろん、あらゆる場面での英会話をマスターしたい場合は、より多くの英単語や文法を学ぶ必要があります。

でも、インド式英語の特徴を知ることで、語彙力が少なくても言いたいことを伝えやすくなるというわけです。

 

インド式英会話の仕組みがわかる1冊

 

「英会話はインド人に学べ!」(フォレスト出版)

 

最後に、インド式英語教育の具体的な方法を盛り込んだ1冊をご紹介します。

 

「英会話はインド人に学べ!」(フォレスト出版)

 

著者サチン氏は、もともとモチベーションアップや自己実現に導くコーチとして活躍してきた人物です。

英語学習において最も重要なのは、

「英会話を習得して、自分が何をしたいかという明確なゴールを持つこと」

「モチベーションを維持して、継続する力」

だと言っています。

単に英語学習法だけでなく、マインド面の重要性についても触れているところに、とても共感できました。

 

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【読者のレビュー】

日本人への英語のアドバイスが詰まった1冊です。これを読むと、もっと話したい!と思えるアドバイスが沢山です。

 

1日1つずつ学べばよいので学びやすいフレーズ集だと感じた。日々マインドセットのコラムがセットになっているのも良い。心とセットで英語を学ぶのがインド人の強さだと学びになった。

 

いかがでしたでしょうか?

英語を

「話す機会を作る」

「話すことを習慣づける」

これらを実践しているからこそ、インド人は英語学習がスムーズにいくのですね。

 

「知っている単語で、まずは言いたいことを伝えられるようになりたい」

そう思っている方は、インド式英語を実践されてみてください。

 

少しでもご参考になれば幸いです。

ここまでお読みくださりありがとうございます😊

 

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