コンフォートゾーンから抜け出せ!
TOEICのスコアを上げたい!リーディング力を、リスニング力をアップさせたい!
TOEICをがんばっている方なら、誰しも思うことではないでしょうか。
もちろん私もそうでした。
そもそもTOEICを始めたのは、スコアを上げるため、というよりも「まずは600!」だったので(職場で必要)スコア600に相当するリスニング・リーディング力が必要でした。
目標はできたけど、どうしたらいいかわからない。本当に途方に暮れていました。
私がTOEICを始めた2005年はまだSNSもここまで発展していなかったし、情報収集はもっぱら本屋さん。土日になると、大型書店に行き、何からやればいいのかと、ウロウロ探していました。
そこで出会ったのが音読の本なのですが、最初から音読がいいから!ということで始めたわけではありません。たまたま、そこに平積みになっていたからです。でも、この本との出会いが、私の生活習慣を大きく変えました。
このシリーズの冒頭に「英語力を上げる」とはどういうことかが、とうとうと語られていたからです。
情報の少なかった私にとって目から鱗なことばかりでしたし、すぐに影響されました。そこで意気込んで始めた最初の英語学習が音読だった、というわけです。
ところが。
ここ数年、英語どころか勉強そのものをしていなかった私にとって、毎日学習することのつらさといったらなかったです。重い腰を上げることの大変さよ…。
働いているので疲れて夜は勉強できない。でもやらないとスコア上がらない。どうやって時間作ったらいいの~、と悩んだ挙句、朝勉強することにしました。
翌朝から、朝5時に起床。5時30分から30分音読。これだけです、毎日30分。数字にすると大したことないのですが、当時の私にとっては、なかなかの挑戦でした。
慣れない朝勉。慣れない音読。毎日続けました。やりたくない日もありました。でも國弘先生のメッセージを信じて、とりあえず続けました。
そうしたら、だんだんと出来るようになってくるんですね。当たり前ですが。
始めたのは入門編(中一レベル)ですから、やりさえすれば上達は早いです。楽しいし、それこそ歯磨きのように習慣になってきました。最後丸丸暗唱できたときには、達成感が半端なくてちょっと震えたりして。
あと、音読を30分すると、身体を使うせいか、なんというか、脳内がスッキリするんですね。その後、朝の太陽の光を浴びながら出勤するときの爽快感。今でもよく覚えています。
同じ時間に同じことをする、というのを続けていると、変化があります。自分の体に起こることなので、感覚として感じられたんです。文字にするの難しいのですが。
これが、私にとって「コンフォートゾーンから抜け出した」初めての体験です。
これがなかったら、よし次は何やろうかな、というモチベーションに繋がらなかった。それは間違いありません。ああしたい、こうなりたい、と思っていることがある時。今でも、内容は違えどたくさんあります。ただ思い描いているだけでは形にならない。絶対。
今あるもの、いる場所は、居心地がいい「コンフォートゾーン」。ここから抜け出す!と決意しないと、新しいものは入ってこないです。
それを私は音読体験を通じて学んだので、これからもコンフォートゾーンから抜け出すことを考えていくつもりです。でもそれは「自分に厳しくする」っていう意味じゃなくて。もやもや解消のためには、やったことないこととか、難しそうだなーって、一見思えることに果敢にチャレンジする!という意味です。
コンフォートゾーンから抜け出さないと、現状は打破できません。