超おススメの問題集

 

TOEIC関連のお悩みでよく聞くのは、Part5、7。

  1. Part5だったら→誤答してしまう、全問正解できない
  2. Part7だったら→時間が足りない

だいたいこの2つに集約されます。

 

Part5について、いくつかおススメ問題集を紹介します。

『新TOEIC TEST 文法特急2 急所アタック編』

これは、花田塾を経営する花田徹也さんの著書。

この前に出版された『1駅1題 新TOEIC TEST文法特急』もありますが、個人的には「新TOEIC TEST 文法特急2 急所アタック編」がおススメです。

急所アタック編と書いてあるだけあって、中~上級者であっても落としてしまいそうなポイントがぎゅっとつまっています。

問題ごとに、どう解いたらいいのかという解説だけではなくて、単語のコアイメージなども記載されているため、語彙力増強にももってこいの1冊です。

私は、これらの問題集に出会ったのは、スコアが700~800の頃でした。

Part5は、恐らく7~8割正解できるけど、まだまだ、といったところ。

文庫サイズで持ち歩きやすく、1ページ1問というのも、取り組みやすさのひとつでした。

この問題を何度か解いた後、音読をすることで、コロケーションや前置詞の使われ方などをそのまま覚えました。

Part5は短文なので、音読をおススメします。

何度も口にして、考えずに出てくるまでになると、それが実際のテストで大いに力を発揮します。これで、Part5は9割ほどの正解率にまで上げられました。

 

そして、次も特急シリーズになりますが

『TOEIC L&R TEST 900点特急 パート5&6』

『新TOEIC TEST 900点特急II 究めるパート5』

どちらも現在エッセンスイングリッシュスクールの日本人主任講師を務める加藤優さんの著書です。

 

ひとつめの方は、もともと2011年初版でしたが、TOEIC公開テストが新形式になったことに伴い、2017年に改訂されたバージョンになっています。2つめの方は初版2015年です。

加藤優さんは、TOEIC講師の中で最も素晴らしい講師の一人だと思っています。

問題分析力、それを教える力。TOEICをすみからすみまで知り尽くしている。

単発で講義を2回ほど受けたことがありますが、そんな印象を受けました。

特に思い出深いのは2冊目の方です。

ちょうど、私がTOEICで満点を取った直後に単発セミナーがあったんです、Part5の。

それも、昼13時から21時までの8時間。さらに、年をまたいで2016年年初にもう1度、4時間。

合計12時間のセミナーで、2冊目の問題をすべて解説してくれました。

Part5の問題だけで100問ちょっと。短文だし、100問程度ならすぐ終わると思いますよね。

でも加藤先生は、ひとつひとつの選択肢についても丁寧に説明し、こういうところで落とす!というポイントをつぶさに説明してくれました。

今でもそのレジュメは私の宝で、何度も何度も見返しています。

当時一緒に受講したTOEIC仲間と大興奮で帰ったことを覚えています(笑)

8時間、ほぼぶっとおしの講義。あれはすごかったです。夕飯の休憩も30分しかなかったほど。

加藤先生自身も「こんなスタイルのセミナーは初めてです。」とおっしゃっていたほど(笑)

ぜひまたやっていただきたいです。

 

花田先生の著書よりも難度が高く、900点以上の方におススメの2冊です。

まさに上級者が「ああ!そうか!」って落としがちな穴ばかりを集めてある。

最初に解いた時、たくさん間違えて心折れたことを覚えています。

でも、ひとつひとつの問題と向き合い、丁寧に勉強すれば、わからない内容ではありません。

 

今回ご紹介した4冊は、中級から上級者まで、ほぼほぼどなたが取り組んでもやりやすいものです。

Part5はとにかくたくさんの問題を解かねば!と私も思っていましたが、まずは問題のパターンとその単語のコアイメージなどをしっかり掴むことで、かなりの問題は解けるようになります。

そしてそこに、「そういうことだったのか!」と、これまで使われ方を知らなかった(忘れていた)文法知識を足し込んでいく。

たぶんこういうところを詰めていくのが、満点への近道です。

数こなすことも大事ですが、ひとつの問題から徹底的に学びつくすこと。

ここに意識を向けるだけで、Part5の取りこぼしは相当減ります。そして上記の著書は、そこをがっちり押さえた内容になっています。

 

超・おススメの問題集のレビューでした。

 

参考になれば幸いです。