初心者にぴったりの音読・シャドーイング教材はどれ?

 

英語学習者の中には

「言いたいことが、英語で口から出てこない…」

と、悔しい思いをしたことのある方は多いと思います。

「英語が話せるようになる方法」

について調べていくと、どの本にも書かれているのは

「音読とシャドーイング」

です。

音読とシャドーイングは、どちらも声を出すトレーニングではありますが、簡単にいうと次のような違いがあります。

音読・・・英文を口に出して読む

シャドーイング・・・流れてきた英語の音声を少し遅れて口に出す

どちらも、少しの時間と場所さえあれば簡単に取り組めるものです。

ただし、ナレーターの後に遅れずについていくことを考えると、シャドーイングの方が音読より難度は高いと言えます。

手順としては、音読を十分にやって口を慣らしてから、シャドーイングにとりかかるのをおすすめします。

 

脳回路を

「英語脳」

にするには、この音読とシャドーイングが効果的なのは間違いありません。

ネットや教材の中でも、その効果や体験談はたくさん紹介されています。

でも、英語学習者にとって悩ましいのは

「じゃあどの教材が自分には向いているのか?」

ということだと思います。

私自身もこれまで数多くの教材購入し、試してきました。

その中でも、今日は

「これから音読やシャドーイングにチャレンジする」

人向けのものをご紹介します。

 

まず、音読とシャドーイング向きの教材には、どのようなものがあるかを考えてみます。

素材そのものの内容が豊富で、楽しめるものとして挙げられるのは、ニュース記事やポッドキャストなどのラジオ番組です。

英語上級者であれば、ネイティブが読むニュースやラジオがそのまま音読やシャドーイングの素材となります。

でも、私が英語をやり直した当初は、初心者に近い状態。

そのようなものを素材にしてしまっては、音読もシャドーイングも時間がかかり過ぎてしまします。

ストレスを感じてしまっては、前に進めません。

そこで、私の経験上、初心者の方には、次の要素を満たしている教材をおすすめします。

1 日常会話で使われる英文が多い

2 単語が易しめ(中学レベル)

3 日本語のスクリプトがついている

4 英語音声がある(CD付きやダウンロード可能なもの)

5 日本語音声はついていない

 

上の5つを満たしてくれる教材がこちらでした。

「毎日の英文法 頭の中に「英語のパターン」をつくる」」(朝日新聞出版)

本書の最初の方に記載がありますが、著者のジェームス・M・バーダマンさんはアメリカ人。

日本語を習得する過程で日々「音読」を実践されていました。

語学習得において音読の重要性を実感したジェームズさんが、日本人の英語学習用に作成したのが本書です。

そのため、どの英文もシンプルで無駄がありません。

さらに、ネイティブが日常で使う英文に厳選されています。

そして、音声に日本語訳がついていないところもいいところです。

単語帳や音読用の教材の多くは

英語→日本語訳

この繰り返しで音声が流れていきます。

最初はいいのですが、慣れてくると、この日本語が邪魔になってきます。

また、日本語を介さず英語だけの音声でトレーニングすることで、英語脳にするスピードを早めていくことができます。

(英語で声を出して練習している間は、余計な日本語を入れないことが大事)

 

また、シャドーイングがしやすいというメリットもあります。

シャドーイングをするには、聞こえてくる音声を

「英語のまま理解しすぐにリピートする」

ことが求められます。

でも、初心者にとっては、

対象とする英文の中に難しい単語が多かったり、

文そのものが長かったり、

スピードが速すぎたりすると…

まったく歯が立たず、心折れる結果に終わります 涙

でも本書の特徴は

・英文が短い

・単語は中学レベル

・音声と音声の間に数秒ブランクがある

なので、初心者であっても、シャドーイングに取りかかりやすいのです。

これから

「音読とシャドーイングにトライしてみたい!」という方は、お試しください(^^)

「毎日の英文法 頭の中に「英語のパターン」をつくる」」(朝日新聞出版)

 

【Amazonの商品説明】

英語を話すには日本の学校で習う「英文法」は遠回りだ。ルールから覚えるのではなく口まねすることが王道だ。日常会話の徹底練習を通して英文法を身につける。

英語が読めても、声に出す練習をしなければ、絶対に英語が話せるようにはなりません。TOEICでもきれいごとでもない、話すための「英文法」。

 

【読者のレビュー】

王道の内容で、基本のおさらいにはとてもよいです。奇をてらった、短時間で英語がマスターできるかのようなタイトルばかり派手な最近の本よりもずっと役に立つと思います。

 

英語を文法で読み取るわけではなく、パターンとして慣れていくのが斬新でした。勉強の区切りがつけやすい構成になっており、ストレスなく学習できました。

 

 

少しでもご参考になれば幸いです。

ここまでお読みくださりありがとうございます😊

 

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