TOEICから離れるべき?
「TOEICでスコアアップしたければ、TOEICからいったん離れるべき」と聞いたことがあります。
たぶんその意図するところとしては
- 英字新聞や海外ドラマや映画、その他の教材でもっと幅広く語彙や表現を学ぶべき
- 総合的な英語力(書く・話すも含め)をつければ、TOEICのスコアは自ずと上がってくる
こういうことかなと思います。
でも個人的には、それはTOEICの目標スコアを達成してからでもいいんじゃないかなーって感じてます。
実際自分がそうだったので。
TOEICのスコアを上げたい上げたい、満点取りたい取りたい…と必死だった時。
まったくといっていいほど、海外ドラマを観たり、他の英語学習をする気にはなれませんでした。TOEIC対策という意味でです。
通訳案内士の試験だけは、一時期同時進行しました。なぜなら、この資格も本気でほしいと思ったから。
でもやったことはそれぞれ、それぞれの試験に特化した勉強です。
それが一番スコアアップや合格に近づくと思っていたから。
それに、離れると不安だったんです。
TOEICやりたいのに、無理して他の英語教材に手をつけたとしても、TOEICの方が気になって気になって。
そっちやるくらいなら1つでも多く模試やりたい!!って感じでした。
結局は、興味、つまり気持ちの問題だと思います。
「どーーーしても海外ドラマが観たい!」とか「英検1級の問題やりたい!英字新聞読みたい!」っていう気持ちが心底わいてくるのなら、それらをがんがんやればいい。
私はそういう気持ちになったのは990を取った後だったので、それまでは愚直にストイックに、ほぼほぼTOEICだけと向き合っていました。
満点取ったら、なんて後のことも考えませんでした。ただ、目の前にあるほしいものに突き進んでました。
TOEICはテストなので、対策をするのは当然です。
対策をすることが、「TOEICのスコアを上げる」ことに直結します。
TOEICならではのクセを読み解いたり、テクニックを使ったり。
漫然と英語を勉強していては身に付かないし、実践(公開テスト)で生かせない。
だから、幅広く色々な角度からの英語学習には大賛成ですが、「TOEICのスコアアップのために」そういう観点を持って英語学習をすることがいいかどうかついては、かなり疑問を感じます。
要は自分の満足度。
自分が何をしている時に心地よくて、逆に不快・不安になるか。この感覚が何においても一番大事。
無理して周りの言葉や状況に合わせる必要なんてないです。
どんづまったら、先を行く人に相談したり、自分で模索して別の方法を探せばいい。それだけです。
自分の感覚を信じて勉強することが、結果いちばんうまくいくと信じています。