TOEIC公開テストは模試より難しい?
TOEIC公開テストが、自宅で解く模試より難解に感じるのはなぜでしょうか?
家で模試解きをしたら、わからない単語はチェックして、文法事項も確認して、その都度弱点はつぶしているはずなのに…。なのになぜか、公開テストは難しく感じる。そういう経験、ありませんか?
私はそれがしょっちゅうありました。そのたびに考えました。なんでなんだろうと。で、ある時気付いたことがあります。
公開テストでは、頻出単語のコアミーニングやコロケーション理解を試されてるのです。頻出単語とは、例えばget takeなど基本中の基本動詞を使った文章です。だけどその後入れるものが前置詞だったりすると、途端に迷いが生じる。これはinなのかそれともtoなのか、といったように。前後の文脈から判断して、どれを入れるのがいいのか…。悩んでいるうちに時間はどんどん過ぎていきます。
先も書いたように、動詞自体は基本的なものなのです。だけど、この文章でそれがどういう使われ方をしているのかを、瞬時に判断しなければならない。コロケーションを知識として持っておかなければならない。
ここ埋めるには丁寧な勉強が必要で、問題集解くだけでは満点が厳しいのはそのせいです。いかに基本を丁寧に勉強しているか。そして、Part5の鍵を握るのは、丸ごと覚えるもの(コロケーションなど)と深く理解するところ(動詞のコアミーニングをしっかり押さえる)を知識として身に付けておくことです。それがあると、とっさの時に瞬時に判断できるようになります。
TOEIC公開テストは難しくない、基本を問うている。
でもその基本をふだんなあなあにしているから、そこを突かれる。だから難しく感じる。
私が掴んだロジックはこうでした。
それ以来、ただ数こなすより、TOEIC公開テストの傾向をよく把握し、かつ基本に忠実に、丁寧に勉強するようになりました。
その感覚が掴めてくると、確実に990に近づいていけます。