社会人にとっての英検取得のメリットって?

 

10月から11月にかけて、英会話の生徒さんからは、スピーチの練習とエッセイの添削をしてほしい、というご依頼をたくさんいただきました。

 

そうです。

英検ラッシュだったのです。

生徒さんは準2級から1級取得を目指している方が多く、中でも多かったのが準1級。

「1級はハードル高すぎるから、その手前の準1級をまずは目指したい」

という方が、とても多かったです。

英検は級が分かれているので、スポーツと同じように、自分の立ち位置が把握しやすく、また、級ごとにそれぞれ出題傾向や特徴がはっきり決まっているので、対策が立てやすいところがあります。

 

私は英語学習をやり直し始めたときはTOEICから始め、英検1級を取得したのはTOEIC満点を取った後でした。

今日は、私の経験と考えをもとに、社会人が英検を受けるメリットについて考えてみたいと思います。

これから英検にチャレンジしようと思っている方にとって、少しでもモチベーションアップにつながれば幸いです。

 

社会人にとって英検を受けるメリット

1. 英語を使うことに対して自信が持てるようになる

英検取得により、4技能について客観的に一定以上の評価を得られたことは、大きな自信となりました。

人前で英語を話したり書いたりすることに、今まで以上に自信を持てるようになりました。

なぜなら、それまではTOEICに特化した英語学習だったため、英語を書く、話すことを避けてきていたからです。

ですから、今まで避けていたライティングとスピーキングでの評価を得られたことは大きな自信になりました。

ようやく

「英語ができる私」

を少し感じることができたのも、英検のおかげだったと思います。

 

TOEICだけの頃は、正直

「いや、満点持ってても喋れないんですよ…モニョモニョ」

という思いがどこかにくすぶっていました。

こういう人、結構多いんじゃないかな?

TOEICのスコアが高い=英語ペラペラ

このように思われがちですが、個人的な感想としては、全く違います(汗

4技能のうちライティングとスピーキングはアウトプットの動作なので、自ら主体的に練習する姿勢がなければ、いくら読み聞きができても、向上することはないのです。

そういった意味でも、アウトプットの力が高まり、自分の英語力に自分なりの自信を持てるということは、英語学習を今後続けていく上でも重要なことと思います。

 

2. 論理的思考力を鍛えられる

英検1級を受けてみて感じたことは

「ライティング及びスピーキング対策は、論理的思考を鍛える練習になる」

ということです。

例えば

「宇宙開発に賛成か反対か」

という、社会的に賛否のあるテーマについて、短時間で自分の意見をまとめ、分かりやすい論述またはスピーチをするためには、論理的な思考が不可欠です。

日本語であっても、社会問題、時事問題についてじっくりと考えたり、自分の意見を述べたりすることはやったことがなかったため、英語力はもとより、自分の論理的思考を鍛える練習になりました。

 

私は学生時代にそんなことを英語の授業でやったことがありません(汗

みんなの前で英語でスピーチをしたり、自分の意見を英語で書いたり。

どんなに記憶をふりしぼっても、出てきません。

大人になって初めて「英語で」経済、IT、科学、教育、文化など、様々な話題について考える習慣がついたので、純粋に各分野での知識が増えたということにもつながりました。

 

3. 英語でニュースや洋書を読む語彙力が身に付く

英検のリーディング(ここでは1級について)は語彙問題が全体の6割を占めるので、一次試験に合格するためには、語彙力の強化が不可欠です。

ときどき

「英検1級の語彙問題は、ネイティブでも知らないような語彙が出題される」

と言われることもありますが、実際にはニュースや洋書では頻繁に目にする実践的な語彙ばかりです。

TOEICで出題される語彙はビジネスシーンで使用されるものに限られ、かつその内容はフィクションなので、例えば政治や戦争、宗教や科学といった、今、リアルな現実世界で起きていることを知るには不十分です。

英検1級の対策を通じて、英語で理解できる世界の範囲が広がったことを感じました。

 

4. ライティング・スピーキングの客観的評価を得られる

英検を受けることで、自分では評価しづらいライティング・スピーキングの客観的評価を得ることができます。

今まで私は、英語を書く、話すという力についての評価を周囲から得たことがなかったため(以前の職場では英語を使うことはほぼゼロだったため)、この点はとても斬新で、かつ緊張する要素でもありました。

ライティングは

「内容・構成・語彙・文法」

スピーキングでは

「ショートスピーチ・インタラクション・語彙文法・発音」

の項目で採点されます。

ライティング(エッセイ)については、満点評価をもらえたことが大きな自信にもなりました。

もちろん、語学の実力を調べるのに点数だけが全てだとは思いませんが、英語のアウトプット能力について客観的に見つめ直すことは、今後の学習に役立てるいいきっかけになったことは間違いありません。

 

ここでは英検1級を受験したときの経験が主になりましたが、英検を通して得られたことはたくさんあるな、と今思い返しています。

確かに、社会人として働きながら英検1級に合格するためには、ある程度まとまった時間の英語学習を継続する必要があります。

当時は3ヶ月ほど前から準備を始めたため、結構緻密に学習計画を立てたりもしました。

具体的な勉強計画や経緯、方法などは、また別の記事に起こしていくつもりですので、お楽しみに(^^)

 

ただ、受験してみて思ったことは、その過程で総合的な英語力をバランスよく学ぶことができるので、英語を読んだり聞いたりすることの負荷が軽くなった実感があります。

そして、ライティングとスピーキングはアウトプットの作業なのでやりがいもありました。

やはり

「書ける、話せる」

と自信を持てることは

「私も英語できるじゃん」

という、自分で自分を褒める、認める、といったことに大きく貢献してくれたように思います。

これが、私にとって英検を通じて得られた最大のメリットかもしれません。

日本人は、過去の私がそうだったように「話せないコンプレックス」が英語には猛烈にあるように思うので、テストという形ではありますが、それを払拭できたことで心は本当に軽くなりました。

 

最後に、私が一番よく使った英検対策本をご紹介します。

それはズバリ、過去問です。

なーんだと思われた方もいるかもしれませんが、テストはテスト。

Test is test. です。

傾向と対策をつかむには、何級であってもまずはここから。

徹底的にやり込むことで実力がつくことを保証します。

また、英検の過去問は常に最新版しか販売されていないので、1年過ぎてしまうと購入できず、Amazonなどでは中古しか手に入らなくなります。

そして英検の過去問は、実は何度もリサイクルされています(特に語彙問題とリスニング)ので、やらない手はありません。

英文そのものも良質がものが多いので、読み物として活用している方もいらっしゃいます(^^)

「英検1級 過去6回全問題集」(2023年度版のものです )

 

少しでもご参考になれば幸いです。

ここまでお読みくださりありがとうございます😊

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