単語を覚えられない!とお悩みの方へ。単語は質より量

 

英語学習の二本柱は、単語と文法とよく言われます。

ですが、単語を覚えるということについては、得意とする人は少ないです。

むしろ苦手な人の方が多いですよね。

「ああ、またこの意味忘れてる…」

「なんでいつも同じ単語でつまずくのか…」

という思いは、英語学習者の多くが経験することだと思います。

そして

「なんて自分は物覚えが悪いんだろう」

と、自己嫌悪に陥ります。

私もよくそうなっていました…。

でもそこで立ち止まる前に

「なぜ英単語を覚えられないのか」

その理由について考えて、原因を突き止めましょう。

そして英単語を定着させる方法を探っていきましょう。

 

私の経験上、英単語を覚えられない理由は大きく3つあります。

1 一度に覚えようとする単語の数が多すぎる

2 音を使わずに覚えようとしている

3 1回の学習で完璧に覚えようとしている

 

1 一度に覚えようとする単語の数が多すぎる

 

よくやっていたのが

「この単語帳、1日100単語ずつ覚える!」

といったことです。

でも冷静に考えたら、1日100個を

「すぐに意味を思い出せる」

ようにするには、その日1日ずーっとそれらと向き合っているくらいの気合いが必要です。

そして

「ここで覚えて二度と忘れまい!」

という必死さや覚悟も要ります。

…無理でした。

結局、最初の日に決意したものの、その日1日やってみただけで諦めました。

明らかに詰め込みすぎだったからです。

単語力を上げようと、単語帳やノートを作って覚えようと必死になっても「その日限りの」丸暗記は記憶の定着にはつながらないのです。

覚えようとする単語が多すぎるのは、かえって記憶定着の弊害になります。

 

2 音を使わずに覚えようとしている

 

以前、単語を覚えるときは

・ノートにまとめて眺める

・単語教材を黙読する

といったことをやっていたのですが、一向に覚えられませんでした。

いかがでしょうか?

単語を覚えるとき、単語本を黙読していませんか?

または、ひたすら紙に書いたり。

人は、感覚刺激が多い方が、脳内のニューロンが活性化して記憶力が増すと言われています。

「黙読」は、ほぼ視覚しか活用していないので、聴覚も使って覚えるようにするのが効果的です。

なので、必ず教材に付属しているCDやダウンロードできる音声を使って、正しい発音で覚えていきます。

「発話できないものは聞けない」

逆にいうと

「発話できるものは聞ける」

という言語のルールがあるので、音を使って単語を覚えることは、リスニングやスピーキングのときにも役立つのです。

 

3 1回の学習で完璧に覚えようとしている

 

これも私が持っていた考え方だったのですが 汗

「完璧に覚える」

というマインドが、なぜか英語学習になると強くなってしまい、1、2回しかその単語に触れていないのに、思い出せないと

「また忘れてる…」

と、よく落ち込みました。

今も、コーチングの受講生から

「単語を覚えても、すぐ忘れてしまうんです」

というお悩みを受けることがありますが、それが当たり前です。

この後詳述しますが、人間、1回で覚えられることはそうそうありません。

忘れるのが当たり前だと思って安心してください。

だから、何度も繰り返す必要があるのです。

 

単語を覚えることを

「修行僧のように行う苦痛な作業」

とせず

「忘れていい。何度も触れ合って身につけていく」

というマインドセットで取り組むことで、単語学習が楽しくなります。

 

ここからは、実践方法について触れていきます。

 

具体的な実践方法

 

1 接触回数をとにかく増やす

2 接触回数を増やす方法

3 自分のレベルに合った教材を選ぶ

 

1 接触回数をとにかく増やす

 

単語を覚えることは、人付き合いとも似ています。

「会う回数が増えると、より深く理解できる」

たとえば、初めての職場で、配属部署には結構な人数がいたとします。

初対面のときは、一気にたくさんの人を紹介されても、名前と顔を一致させるだけで精一杯です。

でも、会う回数を重ねていくと、それ以外の特徴もだんだんと思い出せるようになる。

そんな経験はありませんか?

単語も同じです。

最初の1回で、スペル、発音、意味などを「完璧に」覚えられることはほとんどありません。

何度も触れ合っていくからこそ、少しずつ記憶に染み込んでいくのです。

では

「何度も触れ合っていく」

を、英単語に適用するにはどうしたらいいか?

これについて、次の2で述べていきます。

 

2 接触回数を増やす方法

 

単語の接触回数を増やすのに大切なことは

「一つの単語にじっくり取り組まない」

ことです。

単語帳をひらくと、メインの単語以外に、同義語や派生語、反語も記載されていることが多いです。

でもそれらは、さっと見るくらいでいいです。

そのとき一気に見ても頭には入らないからです。

まずは、覚えるべき単語だけに集中します。

1周目に発音と意味を確認。

2周目以降は英→日の意味の照合を、1単語につき1秒くらいのペースで回していく。

この作業を

「これはもう覚えた」

と思えるくらいまで何度も繰り返しました。

私は英検1級対策で、5〜6周(もっとやったかもしれません)を高速でで回ました。

単語は

「一つの単語に時間をかけて取り組む」

より

「何度触れたか」

で定着度が変わります。

一つの単語をゆっくりやるより、何度も何度も出会った方が格段に覚えられます。

 

3 自分のレベルに合った教材を選ぶ

 

単語学習に限りませんが

「自分のレベルに合ったものを選ぶ」

ことは大切です。

市販されている単語教材は、特定の対策ジャンルやレベルに特化していることが多いです。

なので、購入前に

「自分の目標に適しているか」

をチェックしてください。

たとえば

TOEICでスコア600を取りたいと思っている → 800以上を目標とする教材を購入

このように背伸びしてしまうと、勉強がはかどらなくなることがあります。

なぜかというと、知らない単語が多いと

「例文の中で、メイン単語以外にもわからない単語がある」

ということが起きてしまうのです。

すると、例文を見ても意味をすぐに理解できず、かえってやる気が削がれてしまいます。

そうならないためにも

「メインの単語以外は大体わかる」

レベルのものを選びましょう。

 

おすすめの単語教材

 

教材選びのご参考として、私自身が使用したり、コーチングの現場で受講生の方と取り組んでいる教材をご紹介します。

「DUO 3.0」 (アイシービー)

ご存知の人も多い、ロングセラーのDUO。

質の高い例文に、愛読者が多い理由もうなずけます。

 

【教材の紹介】

日本の「いろは歌」をヒントに、現代英語の重要単語1600語と重要熟語1000語を重複なしで560本の英文に凝縮させました。

重複なしで組み合わせても、英文が不自然でぎこちなかったら意味がありません。

DUO3.0のすべての見出し英文は、米国の大学教授3名を含む15名のネイティヴと共に完成させた「暗記する価値のある英文」です。

 

【Amazonに寄せられているレビュー】

DUO3.0には、20年くらいお世話になっています。

たくさんある英語教材の中で、良書だと私は考えております。

英検2級以上、TOEIC600以上の人には特におすすめです。

CDでの音読がさらに効果的ですね!

 

DUOは20年以上経過しても、仕事や日常で使える例文ばかりです。

TOEICや英検の勉強とは別の良さがありますね!

 

「Distinction 2000」(KADOKAWA

Atsueigoで有名な英語学習者、かつ指導者でもある、Atsuさんの著書です。

Atsuさんは単語を覚えることについて、教材の「高速回転」を推奨されています。

さらに

「Distinction チャレンジ」

という

・なかなか学習にコミットできない

・ストイックに学習する機会が欲しい

・がっつり復習したいが、なかなか機会を見つけられずにいる

という人たちをサポートする企画も実施されています。

 

【教材の紹介】

本書は、大学受験や専門領域で使用されるアカデミックな英語と、日常会話やビジネスで使用されるプラクティカルな英語を、立体的に、最高のバランスで育てあげることを目的とした英単語帳です。

本書では、経済学、音楽、環境学、政治学などの幅広い分野について扱うことで、そのトピックの背景知識まで身につけれるように設計されています。

また、幅広い分野に関する知識を持つことは、自分の視野をいっそう広げてくれることもあります。

「自分のやりたいことは何か」、「英語を何に役立てようか」。

こうした問いに対しても大きな示唆を与えてくれることでしょう。

 

【Amazonに寄せられているレビュー】

特徴的な事の1つとして本書は、その単語の本質的な感じを意味として書いてくれていること。

その意味では最も有用な辞書の役割りを果たしてくれていそうです。

名詞ならば可算、不可算の場合例と、可算にしても単数として扱われているとかも。

 

また他動詞としての文例、自動詞としての文例もある。

イラストのクオリティも上級。

 

ページの最初には必ず3行ほどの英文があり、彼が言う「左から右へ後戻りせず読み、日本語にいちいち訳さない」という鉄則をこの毎ページで自分に根付かせて行けそうです。

 

この人を信じてやる、この本を信じてやる、それに敵う本だと思います。

英語のマラソン、定着とともに各々のペースでここから始めたいです。

 

ぜひ、ご自身のレベルや興味にあったものを選んでみてくださいね。

 

少しでもご参考になれば幸いです。

ここまでお読みくださりありがとうございます😊

 

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