私が英検1級の語彙問題で9割正解できた勉強法

 

私は

「英単語を覚える」

ことが苦手で、どうしたものかといつもいつも悩んできました。

TOEICに取り組んでいた頃は、単語帳ではなく、模試などを解いたときに覚える(ようにする)、いわゆる

「実践で身につけていく」

ことをやっていました。

ところがそれが英検1級となると、語彙のレベルが格段に上がります。

大問1は、難度の高い単語のオンパレード。

長文読解の中に出てくる単語より難しく、実践で鍛えていくということができません。

「これは、ノートに書いて繰り返し見直すのがいいか…」

と、昔の王道とも言われた

「書いて覚える」

ことをやろうとし、ことごとく挫折してきました。

そして迷走し、何かいい方法がないかと探すうちに出会ったこと。

それについて、今日はお伝えします。

 

単語は書くのではなく、音を使って覚える

 

東大合格者が勉強方法を配信しているYouTubeチャンネルを何気なく見ていたとき。

共通することがいくつかあることに気づきました。

その1つは、

「単語を覚えるときは、書かずに音読して覚える」

ということでした。

そこでわいた疑問は、

「英語は文字からじゃなく音で覚えた方が本当にいいの?」

ということでした。

それでは、

「英語は音で覚えるべき」

という科学的根拠をご紹介します。

 

日本人が、何年英語を勉強しても話せない理由

 

「なぜ日本人は、何年勉強しても英語を話せるようにならないのか?」

これって、ずーっと昔から言われていることですよね。

そして、

「その一方で、なぜ何ヶ国語も短期間に習得できる人がいるのか?」

ということもよく言われることです。

 

脳神経外科医の植村研一氏によると、日本人が英語を話せない理由は、大きく2つあるそうです。

(「脳科学から見た多言語習得のコツ」より一部要約)

 

1 英文法・英文和訳中心の学習だから

 

言語学習のときに使われるウエルニッケ感覚性言語野は、多言語を身につける際、言語野を独立して作るそうです。

(その間は2㎝以上離れている)

が、日本の英語学習方法では、その言語野が形成されないとのこと。

それは日本の伝統的な英語学習法が、

「英文法・英文和訳中心」

だからです。

諸外国での成功した外国語教育は、聴き取り訓練を最初から重視し、文法や読み書きよりも会話を重視した教育をしているため、習得がスムーズなのだそうです。

 

2 自然なスピードの英語で学んでいないから

 

日本人は英語学習の際、ナチュラルスピードの英語を聞いて勉強していないため、「生の英語」を聞き取る力が身についていないのだそうです。

(教材のナレーションは聞き取れるのに、英語のインタビューは聞き取れない等)

人間は、

「聞いてきたスピードより速いスピードの音は聞き取れない」

のです。

つまり、ゆっくりとした英語だけで学習を続けていても、ネイティブの英語は聞き取れないということ。

自然なスピードで聞き取る練習が必要なのです。

 

人が言語を習得するプロセス

 

それでは、人は普通どのように言葉を覚えていくのでしょうか。

年齢別に見ていくと、次のようになります。

1歳 → 音響・音韻の分析ができるようになる

1.5歳 → 二語文の理解ができる

2歳 → 三語文の理解ができる

3歳 → 数の概念を理解できる

5歳 → 抽象的な概念を理解できる

そして、5・6歳になると臨界期(ネイティブレベルの言語習得の限界)となるそうです。

なので、その年を過ぎたらネイティブレベルにはなれないということ。

第二言語として、

「コミュニケーションができる」

ことに重点を置くほうが賢明だということになります。

 

そもそも英語はどうやって勉強したらいい?

 

ここまで述べてきたように、英語を勉強する際には、聞く練習を重視し、

「音から覚える」

必要があるということです。

「英語を話せるようになりたい」

「字幕なしでネイティブの英語を理解したい」

と、スピーキングやリスニングに対して、熱意と気合いだけは十分でした。

でも、それとは裏腹に、私がやっていた英語学習法は、参考書とノートを広げ、声を出さずに勉強するといったものでした。

そのため、英検1級レベルの単語はなかなか覚えられず、初めて挑むスピーキングテストの準備も、どうしたらいいのか悩みました。

そこで、

「音で覚える」

ということを実践し、そこから飛躍的に英語力が向上しました。

 

私が実践した単語の覚え方

 

実践したことはたった1つです。

私はこれまでずっと、

「単語を何度も書いて覚える」

ということをしてきました。

なぜなら、中学のときは授業中に単語を書き取る時間があり、小テストでは,間違えた単語は10回ずつ書き取って再提出するということが課されていたからです。

単語=書いて覚えるもの

という概念がしみついてしまったのはこの頃からでした。

しかし,植村氏の論文や英語の勉強法について研究するrうち、

「書くよりも音を使った方法の方がスピードが速く,スピードが速い分,繰り返し復習できる回数も多くなる」

と、音を使うことの重要性を認識するようになりました。

アウトプットの回数が多いほど記憶は定着するというのは,今や常識となっています。

 

そこで、

「音を使った方法の方がスピードが速い」

という利点を生かして、今までやっていた、

「今日は1から50番までを覚えて、明日は51から100番までを覚える」

といった、

「1日で○単語覚える」

ということをやめました。

 

英検1級の語彙問題対策はこれ1択

 

英検1級の対策本として購入した

「英検1級 でる順パス単(旺文社)」

こちらには2400ほどの単語が載っています。

これを1日400単語(できるときはもっと)を音読し、最長6日間で1周させていました。

このペースだと1ヶ月以内に4周以上することができます。

 

ポイントは2つ

 

1 毎日なるべく多くの単語を高速で復習する。

(短期間に頻度を増やして覚えやすくする)

 

音読するときは単語と例文を1回ずつ読むだけの高速スピードで。

とにかく周回数を増やすことに力を入れました。

 

2 書かないで音で覚える

 

音が聞き取れることで、スピーキング、リスニング両方に生きてきます。

スペルを書く必要性はありません。

見るだけでもスペルは覚えられますし、もうちょっというと、スペルをチェックさせる問題は「語彙問題」には登場しません。

 

3 発音するときは、発音記号をチェックする

 

その単語の「核」の意味をイメージしながら覚えます。

(例:release=外に出ていくイメージ)

 

「書かないと覚えた気がしない」

という気持ちになるかもしれません。

でもこれまでそうやってきて、過去の私のように、

「途中で挫折してしてきた」

「もっと効率的に覚える方法ないのかな」

と思うことがあれば、音を使った覚え方にトライしてみてはいかがでしょうか。

 

そして、英検1級レベルの単語の覚え方については、このほかにも編み出した方法があります。

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いかがでしたでしょうか?

少しでもご参考になれば幸いです。

ここまでお読みくださりありがとうございます😊

 

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