勉強と思うから苦しくなる

 

TOEICを始め、英語の勉強をしていて「つらい、苦しい」と思ったことはありますか?

私は、何度もあります。特にTOEIC満点を目指して必死だった頃は、満点をどうしても取りたい気持ちと苦しさとが共存しているような精神状態でした。

 

なぜか?なぜ大好きなTOEICのはずなのに、苦しさがあったのでしょうか。

理由は簡単です。私にとってTOEICは趣味だと言いながら「勉強」、つまりやらねばならないものとして、どこか位置付けていたからです。

満点取らねば、もっと勉強せねば、とmustで自分を追い込んでいたからです。そこには、スコアという数字の呪縛もありました。

楽しいんですよ、問題を解いたり、公開テストを受けること自体は楽しいんです。苦しいのはそれ以外の時間。TOEICを趣味以上に勉強と捉えていたからです。

 

正直、今はそんなことがありません。TOEICを始め、英語学習の幅は広がり、自分の好きなものを読み、聞き、多言語にも着手している今、語学学習は(学習と書いているものの)本当に楽しいものになっています。新しいことを知る喜び、発見の日々。分からないことや知らないことが苦痛なのではない。今日もまたひとつ学びを得た、とワクワクが湧いてくるのです。

 

それは私が「勉強」という呪縛から解き放たれたからです。それと同時に、語学はもっと自由にやっていいんだということも心底理解しました。

TOEIC一辺倒だった頃の私は、問題集だけが勉強教材でした。新しい模試、韓国の模試、次々と手に入れ、それらとだけにらめっこしていた期間は相当に長かったです。その状況が、自分でも気づかないうちに、心に大きなストレスを生んでいたのだと思います。

 

もしこのブログを読んでくださる皆さまの中に、今の勉強にどこか苦しさを感じているとしたら、今一度勉強方法ややり方を見直す時に来ているのかもしれません。

 

新しい風を吹き込むには、現状のままではいられません。何かを変え、何かを捨てる。その勇気を持って、ご自身を変えていってください。

 

苦しさを感じつつ、でもコンフォートゾーンにいては、何も得られないのです。