怖いのは練習不足だから

 

TOEIC公開テストは、2016年5月に新形式になりました。

変更点は色々とありましたが、いちばん多く聞かれた声、そして私も感じたことは「前より難しくなった。」ということ。当時は確かにそう思いました。

でも本当にそうなのかな。最近、公式問題集を丁寧に見返しています。

フルセットで解いて、答え合わせ、解説を読む。

ふむふむ。

特に、「これ難しすぎてわからない!!」っていうものはないです。

なんであんなに新形式に変わったときに怖がってたんだろう…。

 

それは単なる「慣れ」の問題でした。

新形式に変わったときは、こういう「形式」になるとわかっていても、本番でそれが出た時、自分がどういう心境になるのか、どういうペース配分で解けるかがわからなかったから。

だから怖かったし不安だったし、その思いが難しいと感じる気持ちを増強させてた。

内容だけ見たら、難しくなってはいない。これに慣れればOK。答えはとてもシンプル。

 

ロバート・ヒルキ氏の言葉は名言で、いつも心に留め置いています。

練習すれば怖くないよ!

そう、怖さを感じるのは練習不足だから。苦手だと思うのは、苦手じゃない、と思うまでやっていないから。やっていなかったらできないのは当たり前。

TOEICが大嫌いでやる必要がないなら、離れてしまえばいいけど、そうじゃなくて、苦手、でも克服したい、という気持ちがあるなら、問題となっている部分を直視する。

直視するのを恐れて、ただ単に「苦手」「でもやってる」っていうのは、たぶんずれてる。力のかけ方が。

問題集回すだけ、とりあえず大量に解く、など、自己満足、やった感を満たすだけの勉強になっていないか、見直してみることは必要です。

 

苦手意識を表示するだけでは、問題は解決しない。

その奥に潜んでいる事実は、きっと「練習不足」。

そこを素直に認めると、勉強の新たな方向性が見えてきます。

加速度的に実力がつくきっかけは、こういうところにあります。