990を取るためには量だけじゃ足りなかった
時間がたくさんある休日…。以前はとにかくTOEIC模試でした。
精神的に安心してたんです、模試解いてると。「あー私たくさん問題解いてる!」って。
1日5模試をやっていたときは、それで集中力とかスピード感を相当に鍛えることができました。
もはや勉強というよりトレーニングのような域でしたが。
振り返ってみるとわかるのですが、こういう勉強の仕方は、粗いです。
とにかく量をこなすという力技。
当時はまだ時間ぎりぎりに終わるのが怖い、というのもあったので、とにかく量をたくさんやることでそれを克服しようとしてました。
だから当然、慣れてくればその域に達します。スポーツと一緒です、まさに。素振り繰り返していれば、だんだんうまくなる、みたいな。だけど粗いんです、中身が。
大量に速く解けばとくほど、1つ1つの問題にかける時間は短くなり、その分凡ミスをする可能性も高まる。もっというと、Part7などはある程度流して読むことになるので、一字一句の単語や構文をきちんととらえていなかったりする。
でも、内容は理解できて設問にも答えられるから、大してそこは気にしない。
それがうまくいく場合はいいです。でも、精読できてないと、回答に際し致命的になる場合もある。
これが、私がいくら模試解きを重ねても、なかなか990にたどり着けなかった理由です。
全問正解で終えられる模試もあれば、ぽろぽろ間違えるときもある。むらがある。
990を取る人は、990の力じゃなくて、1200の実力がある。
そう言われたTOEIC講師の方の言葉、もっともだと思います。
ぎりぎりのところでアップアップしているうちは、満点に届かない。
痛感し、そこからまた勉強方法を見直していくことになりました。
が、1日5模試の日々が与えてくれたものは大きいです。
あのときのがんばりも一助となり、990を取れた。それは間違いないです。