社会人が英語をやり直すときにやってはいけないこと

 

英語学習が嫌になってしまう、挫折してしまう3つの原因

 

「よし英語をやり直すぞ」

と意気込んだものの、うまくいかなかったという経験。

あるある、あります。というお声をたくさんいただいてきました。

そしてもれなく私もその一人です。

英語学習が嫌になってしまう、挫折してしまう3つの原因について、自分の体験を踏まえてお伝えしていきます。

ぜひ、これから英語を頑張ろうと思っている方は参考にしていただけたらと思います(^^)

 

英語学習が嫌になってしまう、挫折してしまう3つの原因

 

1 続けられない勉強計画を作る

 

どれくらい勉強するかは人によって異なると思いますが、いきなり壮大な目標を立ててしまうと、すぐに挫折するか、自分が苦しくなります。

TOEICの勉強を始めて間もない頃は、とにかく焦りばかりでした。

「この問題集を1日30ページやろう!」

「1日3時間は勉強しよう!」

と計画を立てて勉強をはじめたものの、予定外の仕事や家庭の事情、その他もろもろに振り回され。

3日どころか初日ですでに心が折れた…。

そして悲しいことにこれを何度も繰り返しました。

なぜか気持ちが上がっているときは、

「できるような気がする」

と、強気になってしまうんですよね。

 

そこから私は反省しました。

自分が調子がいいときにできる計画を作るのではなく

「どんなに忙しくても、これくらいならできる」

という簡単な目標を設定して、それを毎日確実にやっていくようにしました。

私の場合、朝30分早起きをして音読に取り組む、がスタートでした。

でもできないときは5分の日もありました。

 

おすすめは通勤時間などの隙間時間を少しずつ英語時間に変えていくことです。

これは慣れないうちは手が出にくいかもしれませんが、何かをしながらの時間の捻出であれば、数分であっても作れます。

(ここは一念発起してちょっと気合い入れるところ)

 

日常をなるべく変えずに英語学習をスタートさせると、精神的な負担がかかりすぎません。

結果、挫折しにくいということが体験としてわかりました。

 

「そんな勉強量じゃ、英語はできるようにならない」

と思われるかもしれませんが、無理ゲーな計画を立ててすぐ挫折してしまうのを繰り返す。

こちらの方が不毛な時間の使い方ですし、よく言われることではありますが、小さな努力を長続きさせる方が、長い目で見ると結果につながります。

 

小さな目標を確実に達成することで、勉強の習慣がつき、セルフイメージが上がります。

勉強量を増やすのは、そこから少しずつでOKです。

 

1日5分でも大丈夫です。

習慣の定義は至ってシンプル。毎日同じことを同じようにやる。

ハードルは低くていいのです。

自分が達成できそうな、手のすぐ届く目標を立てて、それをコツコツ実行する。

「勉強時間をゼロにはしない」

という習慣さえ身につけば、上昇傾向につながっていきます。

 

2 4技能を一度に勉強しようとする

 

これも、あるあるかなと思います。

「リーディング、ライティング、スピーキング、リスニングの4技能をバランス良く勉強しよう」

こういったフレーズをもう耳タコ、いや目タコ?になるほど見てきました。

 

でも、実際そんなの無理、ということに気づきました。

そもそも

「4技能バランスよく」

なんて、英語に全時間を捧げられるほど時間がある方や、英語を専攻している大学生でなければ、無理です。

異なる分野を同時並行で勉強すると、それぞれの勉強の濃度が薄くなるからです。

 

私は最初、1日に30分しか勉強時間が取れませんでした。

そこにリーディング、ライティング、スピーキング、リスニングの4つを盛り込んだ勉強をしようとしても、どう考えても物理的に不可能です。

それに加えて、実際の英語の勉強は、単語や文法という4技能に当てはまらない勉強も必要です。

「バランスよく」

なんてできませんでした。

 

もちろん、最終的にはリーディング、ライティング、スピーキング、リスニングの全技能がバランスよく上達していくのが理想です。

でも、それはあくまでも理想。

現実的には、自分にとって優先順位が高い分野に集中して、ある程度の期間で集中的に取り組んだほうが、早く成果が出ます。

 

私自身、その時の状況や自分の課題に応じて、優先順位を変えて取り組んでいます。

最初は音読や中学基礎英語、そこからTOEICなどの資格試験、そしてスピーキングやライティング、といったように。

 

人それぞれ、伸ばしたい力や興味がある技能は段階によって変わってきます。

一度に全部と欲張るのではなく、ご自身にとって

「今、何の力を一番伸ばしたいか」

という順位をつけてみてください。

 

3 結果を出すことに焦ってしまう

 

英語は、勉強時間が必ずしもそのまま結果として現れにくいものです。

 

初心者の時や、やり直しをはじめたばかりの時が、英語は一番伸びます。

そして、その伸びはだんだんと緩やかになってきます。

毎日勉強を積み重ねていても、自分が成長しているのかどうか、まったく実感が持てなくなります。

いわゆる「プラトー状態」に入るのです。

 

英語は

「前よりできるようになったな」

と体感できるまでに約1000時間かかると言われています。

そして次のブレイクスルーまでまた1000時間という具合です。

 

英語やり直すってやっぱり大変、と思われたかもしれません。

でも、何事もすぐに成果が出ることは少ないのではないでしょうか。

 

ダイエットやスポーツも

「今日始めたから3日後にはみるみる成果が出る」

なんていうことはほぼないですよね。

あったとしてもそれは相当体に負担を強いたか、その後すぐに挫折するかのどちらかに行き着くと思います。

 

ミラクルを期待するのではなく、基本的なことから一歩一歩。

うさぎとかめのかめさんこそ、着実な力を自分のものにすることができます。

 

焦らなくて大丈夫です。

忙しい人が英語の勉強を習慣にしていく上で大切なことは

「無理しないこと」

「いきなり大量にやろうと意気込まないこと」

です。

無理したり、突然大量に英語の勉強をやり始めたとしても、挫折するのは目に見えているからです。

 

まとめ

 

まずは、ご自身の生活の中に少しでもいいので英語を入れていくことからはじめてください。

毎日英語を勉強する習慣をつけることからはじめてみてください。

 

私自身も、隙間時間を使ったり、できないときは1日5分だったりと、細々と小さくスタートしました。量や時間を増やしていくことは、それに慣れてきてからで十分ですから。

 

少しでもご参考になれば幸いです。

ここまでお読みくださりありがとうございます😊

 

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