目次
英会話レッスンの効果を上げるために必要な５つのこと
英会話が当たり前の時代
世界中のどこでも、コミュニケーションツールとして英語が使われています。
旅行者や働いている人も含め、日本にも外国人が溢れる時代。
英会話をすることははもはや「当たり前」になっていますよね。
でも、言いたいことはたくさんあるのに、
「あれ、出てこない…」
「と、とりあえずうなづいておこう…」
「ああ、あのときこう言ったらよかったのか〜」
「あんな風に言っちゃったけど、あれ間違ってたんじゃ？」
と、頭の中はぐるぐる。
正直、日本に住んでいれば、
「英語を話せないと、仕事も得られないし、生きていけない！」
という危機的状況はありませんよね。
だから、どうしても、
「話せたらいいな」
という、憧れのようなところで終わってしまうのです。
でもそこから抜け出したいですよね。
少しでもスムーズに英語を話せるようになりたい。
そのために、さまざまなタイプの英会話レッスンのサービスが溢れています。
オフラインもあり、オンラインもあり。
いずれにしても、
「外国人と話をする」
という経験をたくさん積んで、場慣れしていくことが何より大事。
英語を話せるようになった日本人は皆、
外国人とたくさん話をして、たくさん失敗をして、
冷や汗たくさんかいて、もがきながら、
そうやってだんだん上手になっていったのです。
今日は、英会話レッスンの効果を高める５つのコツについてお伝えします。
ぜひ取り入れて、積極的に英会話レッスンをやっていきましょう(^^)
ポイントは次の５つです。
１ 中学レベルの英語は自分で学んでおく
２ 「自分がたくさん話す」ことを意識する
３ レッスンの予習・復習をする
４ 目的を明確にしてレッスンを受ける
５ わからないときは聞き返す
１ 中学レベルの英語は自分で学んでおく
中学レベルの単語や文法・発音の基礎は、レッスンを始める前にできるだけ独習しておくのがおすすめです。
英会話レッスンは
「試合」
＝アウトプットの場
＝自分がインプットしたことを実践で試してみる時間
です。
せっかく試合に出場しているにもかかわらず、基本的な英語がほとんどわからない、聞き取れない状態で、先生から英語で何かを説明されても、まったく理解できませんよね。
そのままレッスンを受け続けても、
「なんかあんまりしゃべれなかったなー」
で終わってしまうのが関の山です。
なぜ基礎的な英語力が必要かというと、まず、単語・文法は英会話の土台になるものです。
これをなくして「英語を話そう」としても、何も出てこないのがお分かりになると思います。
中学英文法をやり直すのにおすすめの教材は、こちらの記事で紹介しています。
英単語教材のおすすめは、こちらの記事を参考にしていただけたらと思います。
そしてリスニング。
自分が発話するだけではなく、「会話」ですから、先生の言っていることやなされた質問を聞き取る力は必要です。
英会話レッスンの先生は「先生」なので、ゆっくりわかるように何度も話してくれると思います。
でもそれだけでは「生の英語」に慣れていくことができないので、レッスン以外の時間で、教材や動画などを使って、英語を聞く時間を増やす心がけも大切になってきます。
発音については、発音矯正をやってからレッスンに臨む、ということではなく「相手に伝わる」レベルであることが必要です。
カタカナのブロークン英語では、先生が聞き取りに苦労しますし、会話としてもスムーズだとは言えませんよね。
自己流ではなく、これも音読やシャドーイングなどの訓練を通じて、お手本に近い音を自分でも出せるようになっていってください。
ただ発音については、自分ではうまくできているか判断しづらいので、レッスンの現場で先生に確認してもらってもOKです（私もよくやっていました）。
２ 「自分がたくさん話す」ことを意識する
英会話レッスンでは、「あなたの話す時間」を増やすことが最優先です。
英会話レッスンは「話す」時間です。
何度もお伝えしますが、アウトプットの場。
この時間にインプット（単語や文法を教えてもらうなど）をするのはもったいないです。
英会話スクールの教材によくあるのが、「英文記事」。
これはテーマが様々で内容も面白いので、受講生には大変人気があります。
でも、レッスンの進め方としては、
①英文記事の音声を聞く
②新しい単語の確認
③音読
④内容に関する質問に答える
⑤記事の内容について先生と会話する
となっています。
ご覧いただくとわかるように、最も話す時間が多くなる⑤は、一番最後に来ているのです。
そうすると、25分〜30分のレッスンでは、そこまでたどりつかないうちに終了してしまうということも多々あります。
つまり、①〜④の内容はインプットなのです。
事前に予習をしておいて、わからないことを先生に聞くというスタンスであれば、英文記事を選ぶのはアリです。
または、①〜④はスキップして、⑤に時間を目一杯使うというやり方もOKです。
でも、先生が一方的に説明する時間が長くなり過ぎてしまっては、
「聞いているばっかりのレッスンだったな」
となってしまうのです。
先生が単語の説明をしている時間は、
「先生が話している時間」
なので、自分が話す時間はそれだけ減ってしまいます。
事前にその英文記事を予習することができるなら、前もって読んでおく、単語はチェックしておく、など、下調べをしておくといいです。
そのことで、①〜④のステップを少しでも飛ばすことができれば、会話の時間が増えますよね。
英会話レッスンは、自分の英会話力を鍛えるための時間です。
聞き役に回らず、
「自分が話す」
ことを意識してみてください。
よくネイティブの先生が言っていることですが、
「日本人はシャイっていうよりも、話すタイミングや文法の間違いに気を遣いすぎて、相手の話ばかり聞く側になっていることが多い」
とのことです。
何か思いついたら、気を遣いすぎることなく、臆どんどん口に出してOKです。
先生は、たとえ生徒さんの英語が拙いものであったとしても、
「何か言おうとしている」
という姿勢を見せると、真剣に聞いてくれます。
聞き役に徹していては英語を話せるようにはなりません。
先生に質問をして話してもらうのは楽です。
でもそこに甘えず、質問をする前にまず自分の意見を言うようにしたりして、自分が話す時間を増やしましょう。
３ レッスンの予習・復習をする
英会話レッスンの効果を最大化するためには、予習・復習は必須です。
予習・復習なしでオンライン英会話レッスンを続けていても、成長はなかなか感じられません。
何の準備もせずレッスンを受けるのではなく、
「今日はこれについて話す」
「覚えたフレーズを使ってみる」
というふうに、事前にやりたいことを決めておくといいです。
レッスン中は、必ずと言っていいほど、
「これ、英語で何て言うんだろう？」
が出てきます。
そこですかさず辞書を使って調べ、メモしておきます。
これをレッスン直後に会話の内容とともにまとめておくと、レッスンのいい復習になります。
そしてそれを次回のレッスンで使ってみる。
使わないとすぐに忘れてしまいますし、メモしただけでは意味がありません。
その日のレッスンで得た新しい単語や知識は、次のレッスンで使う。
予習（インプット）
→レッスン（アウトプット）
→復習（再インプット）
これで、予習・復習の好循環が作れます。
事前に予習して、話す内容をシミュレーションしておく。
レッスン後は、うまく話せなかった箇所を振り返り、次回は言えるように再度インプットする。
私も以前は、レッスンを受けたら受けっぱなしで、
「とにかく数をこなそう！」
と、躍起になっていた時期がありました。
でもそれでは結局、
「いつも同じ話、いつも同じ言い回ししか使えない」
が繰り返されてしまうだけでした。
そこで気持ちをあらため、上に書いたような、インプットとアウトプットを繰り返す循環を作った結果、新しく学んだ単語やフレーズがしっかりと身につき、英会話力向上につながりました。
４ 目的を明確にしてレッスンを受ける
英会話レッスンを受けるときに重要なのは、内容を先生任せにするのではなく、
「今日は何を学ぼうか？」
「今日は何について先生と話そうか？」
と、目的を明確にして臨むことです。
「何のために自分は英会話力をアップさせたいのか」
を常に意識して、それに必要なことを学ぶという姿勢を持つようにしてください。
たとえば、次の4つの目的を見てください。
・洋画や海外ドラマを字幕なしで楽しみたい
・ガイドなしで海外旅行を楽しみたい
・海外留学したい
・外資系企業に転職したい
これら４つの最上位の目的は
「英語を話せるようになること」
ですが、そこから具体的な目的に細分化されているため、それぞれの目的に応じて、立てるべき目標や、やることの手順は異なってきます。
洋画や海外ドラマを字幕なしで楽しみたい
洋画を字幕なしで見られるようになるためには、リスニング力が必要になります。
そこで、リスニング力の基礎となる、語彙と文法の強化から始めていきます。
さらに音読やシャドーイングなどのトレーニングをしつつ、自分が発話できるようになることも必要です。
それから、上達度合いに応じてレッスン内容を変更したり、新たな学習法を取り入れたりして、リスニング力を鍛えていくやり方がおすすめです。
ガイドなしで海外旅行を楽しみたい
海外旅行で英語を使うシーンは、たとえば、空港の搭乗手続き、ホテルのチェックイン、レストランなどですよね。
旅行の場合は使われる語彙やフレーズが限られているため、まずは旅行で使えるフレーズを中心に学習していくのが一番早いです。
そして、
「現地の人と英語で交流したい！」
ということも目指したいのであれば、ある程度の英会話力が求められます。
そこで、英会話レッスンでは、日常英会話のレッスンを受けたり、フリートークでの先生と会話を通じて、少しずつコミュニケーションスキルを磨いていきます。
海外留学したい
TOEFL iBTだと、一般的な大学で51～61以上、名門であれば71以上が目安となっています。
TOEFLを受けるにも、いきなり対策レッスンから始めるのはなく、ある程度TOEFLについて調べ、今の自分に足りない英語力は何か、などは事前に把握しておく必要があります。
さらに、TOEFLなどの試験でハイスコア獲得を目指しているのであれば、
「いつまでに、具体的にどのくらいのスコアを取りたいのか」
を決めておくのがおすすめです。
ほかの英語試験でもそうですが、到達したいスコアと期限が具体的であるほど、達成までの道のりが明確になります。
また、中期目標で
「まずは半年でTOEFLスコア50を獲得する」
のように、段階的にスコアを上げていけるようにすると、その都度達成感を感じられるので、期限をつけるのもおすすめです。
外資系企業に転職したい
外資系企業への転職では、必ずしもTOEICの点数が必要なわけではありませんが、最低でもスコア700を取得しておくと、英語力の証明になると言われています。
そうすると、その人にとっては、
「TOEICのスコア700を目指す」
が目標になります。
そうすると、TOEICの試験対策をする必要がありますが、英語力に自信がない場合、試験対策のレッスンを受ける前に、一通り基本文法や単語を復習する必要があります。
（これは上に記載したTOEFLでも同じです）
文法が身に付いたら、TOEICの対策レッスンを受け始めましょう。
また、実践面ではビジネス英語が必要になるため、ビジネス英会話のレッスンを受講して、実践力を鍛えていくことも必要です。
ただ、まずはTOEICでスコア700を取ることが優先になるため、ビジネス英会話の習得は長期的な目標として捉えておくというのもありです。
このように、
「英語を話せるようになりたい」
と一言に言っても、
「どんな種類の英語を使えるようになりたいのか」
「どのスキルがまずは自分に必要か」
は、それぞれの具体的目的によって異なることがおわかりいただけると思います。
「英会話レッスンで何をすればいいのかわからない」
という方は、このようにして、具体的な目的を作ってみてください。
５ わからないときは聞き返す
これも英会話レッスンあるあるなのですが、
「わかったふりをしてしまう」
経験ありませんか？
「先生の言っていること、ちょっとよくわからなかったけど、とりあえず笑顔で…」
この「わかったふり」、私もよくやっていました 汗
でもこれは、自分にとっても先生にとってもメリットはありません。
自分の成長につながらないのはもちろん、先生側としても、受講生の疑問点がわからない状態のまま、レッスンが終わってしまうからです。
「なんとなく、ふわっとした感じでレッスンが終わった」
となってしまうのは、このモヤモヤを残したままにしてしまうからです。
わかったふりはせず、先生がどんどん話を進めていきそうになったとしても、そこは遠慮する必要はありません。
「もう一回言ってもらえますか？」
「今のところ、よくわかりません」
という風に、思い切って言ってみてください。
受講生から質問されて、嫌な顔をする先生はいないはずです。
むしろ、
「質問してくれた方がありがたい」
という先生の方が多いです。
また、わからないことを聞くことは恥ずかしいことではありません。
わからないことを聞くことは相手を理解しようとしている証です。
安心して質問してみてくださいね。
まとめ
今日は、英会話レッスンを効果的に活用する方法についてお話ししました。
英会話レッスンの効果を最大化するためには、
「英会話ができるようになって何がしたいのか？」
というイメージを明確に持って、
「そのためにこのレッスンで何を学ぶか」
をはっきりさせて、レッスンに臨むことが大切です。
「英会話レッスンをやってるのに、できるようになったという実感がない」
この状態から抜け出すためにも、ぜひ今回の記事を参考に、英会話スクールやオンライン英会話を上手に活用してくださいね。
いかがでしたでしょうか？
少しでもご参考になれば幸いです。
ここまでお読みくださりありがとうございます😊
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