TOEIC公開テストはたくさん受けるべき
TOEICでスコアアップを目指すなら、公開テストはできるだけたくさん受けましょう。
お金も時間もかかりますが、それでも受けることをおすすめします。
私の場合はというと、実はそうでもありませんでした。
TOEICを始めた頃は、3か月、半年に1度とか、そんなペースで受けてました。
理由は「もっと勉強してからのほうがいいから。」でした。
もっと勉強してからというのは、今のまま受けても大してスコア上がってないだろう、という諦めに近いような気持ちと、下がるかもしれないしなー、という不安から。
だから、ちゃんと準備してからにしよう!と思い、期間をなるべく空けていました。
今思うと、「ちゃんと準備」って何?って感じです。
完璧に準備できたなんて思って、公開テストに臨めたことは一度もないのに。
ちゃんと整う(何が?)まで待っていたら、一生公開テストは受けられません。
そんな風に思うよりも、できるなら毎月、毎回受けた方がいい。
公開テストにはテスト本番ならではの臨場感があります。
午後13時開始のために早めにお昼をすませたり、遠い会場まで出向いたり。
ふだんは絶対使わないような、ラジカセタイプのスピーカーで、リスニングを受けたり。
会場も、学生時代にでも戻らなきゃ、行くことのないような大きな大学の講堂だったり。
公開テスト本番は、非日常要素が多すぎます。
その環境に慣れておくことことそ、スコアアップには実はもっとも大事。
人間は不慣れな環境には、すぐに適合できないのです。初めてのことに遭遇すると、誰しも慌てます。
「えっどうしよう、音小さすぎる。」「えっ、隣のひと貧乏ゆすり激しすぎるけど。」「やばい、なんとなくトイレ行きたい。」
全部、家で模試を解いているだけでは味わえない感覚ばかりです。
心配ごとがあっては、問題を解くどころではありません。それを防ぐために、むしろ環境慣れしておくために、公開テストはできるだけたくさん受けましょう。スコアの高低のためじゃなくて、スコアアップのための下準備として。
何が起こるかわからない。そのリスクを少しでも減らすためのリスクヘッジとして。
それでも、リスニングテストをいい状態で受けたい!と思うがゆえ、毎回どの席になるかはどきどします(個人的には、前から3列目くらいがベスト)。