TOEIC Part7を得意にする鍵(その2)
以前
という記事を書きました。今日はその2として書きます。「逆解き」のススメです。
これは字のごとく、逆から解く、ということ=Part7の196~200のセットから始める
先日、TOEICオンラインセミナーを開催したところ
「時間が足りなくなると、焦って読めなくなるんです。」
という方が結構いらっしゃいました。
私もそうだったので、よーくわかります!
Part7の一番の悩みは時間が足りなくなること。焦ると読めなくなること。もう文字が目に入ってるだけになります。頭に入ってこず、問題を解くどころじゃありません。そうこうしているうちに、タイムアップ。何度も何度も経験してきたので、考えました。
後ろから解こうと。
当時、スコアが900~950の間くらいでした。13時45分(まだ旧形式だったので)にリスニング終了。すぐPart7の196~のダブルパッセージに取り掛かります。
精神的な安心感がぜんぜん違いました。
14時55分から5分で解けと言われるのと、13時45分から5分で解けと言われるのでは…雲泥の差です。
一方は残時間5分。ちょっとでもオーバーしたらアウト。かたや残時間75分。もし5分以上かかっても、まだ大丈夫。
とはいえ、時間があるからといってそのセットに時間をかけすぎては元も子もないのですが、少なくともこの方法を採用することにより、文字を目で追うだけだった状態からは脱却できました。
もし少し時間がかかったとしても、他のPartで巻いていけばいい。でも、Part7が最後まで残ってしまうと、巻き返しがかなり厳しい。こういうことをあれこれ考えての、策でした。
これまでの公開テスト受験を振り返ると、私は小心者なので、5分どころか残り10分の段階で、すでに焦りが生じてしまっていました。
「げ、あと10分。まだ2セットあるって、ギリだよ…。」
この時点で、もう頭に文章が入ってこなくなっていたんです。そういう意味で「逆解き」はとても自分に合っていて、今でもこのスタイルで公開テストを受験しています。
ただ、これは私のやり方なので、合う合わないは本当にあると思います。
私は、一番ボリュームのあるPart7から解くことで、精神的に安心したかったんです。あとは、さかのぼっていくにつれて、どんどん問題文が短くなる。それも大きなメリットのひとつでした。
TOEIC公開テストの戦略のひとつとして考えていただけたらと思います。