英検1級ホルダーの芸能人が語る「100％じゃなくていい」
英語を学ぶにつれて、つくづく
「中学基礎英語は大事」
だということを痛感します。
英会話においても、テスト問題を解くにしても、やはり要になるのは
「中学英語レベルの文法・単語」
だからです。
特に会話の部分では、日常会話のカテゴリーであれば、中学英語で8割いける、というのは真実だと思います（専門的な話やディスカッションとなるとさらに上の語彙力が求められます）。
そう思っていたところ、芸能人の方でも
「中学英語で充分伝わる」
ということをおっしゃっている方がいました。
現在、TBS日曜劇場「下剋上球児」に出演中の鈴木亮平さん。
ひょんなことから、彼が英検１級ホルダーだということを知りました。
（ちなみに、世界遺産検定１級もお持ちだとか！）
その上、英会話は通訳も不要、仕事で英語を使うシーンでは、自ら通訳も務めてしまうほどの実力者とのこと。
こちらの動画は、ハンバーガーのプロモーション動画です。
（「ROPPONGI GREEN OASIS」オープニングセレモニー）
動画内では、鈴木さんご自身が流暢な英語でハンバーガー（「hamburgerでなく、「burger」とフランクに言うところがかっこいい！）の感想を外国人シェフに伝えています。
後半では、鈴木さんご自身が通訳をする場面も出てきます。
そしてこちらは、第32回東京国際映画祭のインタビュー動画です。
鈴木さんご自身が演じた役や映画の魅力を、英語で伝えています。
堂々と話される姿が素晴らしいです(^^)
こんなにも英語に堪能な鈴木さんですが、日本生まれの日本育ちです。
鈴木さんが小学生のとき、ロサンゼルスに住む叔父さんを家族で訪ねた際
「自分も外国人の人とコミュニケーションを取りたい」
と思ったことが、英語に触れるきっかけとなったそうです。
そして中学２、3年生のときに、アメリカとオーストラリアで２週間程度の短期ホームステイを経験。
高校１年生のときには、アメリカのオクラホマに１年留学もされています。
ご両親は、鈴木さんが留学したいと言ったとき
「お金はなんとしても出してやる」
と快く行かせてくれたそうです。
ご両親の、子どものやりたいことを優先する温かい姿勢にジンとしました。
そして高校卒業後、鈴木さんは東京外国語大学（英語専攻）に進まれます。
大学時代に英検１級を取得されていますが、その理由が
「大学時代に自分のプロフィールを持って俳優事務所や制作会社へ営業をかけたが、どこも拾ってくれなかった。だからわかりやすいひっかかりがほしくて英検１級を取得した」
というものだったそうです。
なんだか、理由が「ガチ英検！」っていう感じじゃないところがいいですよね 笑
鈴木亮平さんが英語学習について語っているインタビューがこちらです。
（lifehackerより一部抜粋）
「僕はネイティブでも帰国子女でもなく、2度の短期留学と、15歳のときにオクラホマに1年間留学しただけで、実体験のなかで英語を学んできました。
学校でも家でも英語しか通じないから、一番効率的な伝え方を編み出すしかない。
それでサバイバル術というか、なるべく簡単な方法で伝えたいと考えるようになりました。
100％ヒットしなくても、それに近いものを打っていけば十分伝わる。
100％を伝えるのは、母国語でも難しいことですから。
（中略）
目標は、たぶんアメリカ人のように英語をしゃべれることではないんですよ。
日本人なりの英語をスムーズに届けられるようになること。
日本人の良さが伝わる、“日本人がしゃべる英語”であることがすごく大事だと思っています。
留学したときも、旅先で英語を使うときも、中学英語以上のものはほぼ使っていないんです。
基本的に文法はぜんぶ中学で習いますし。
僕はうまく言えないことがあったら、瞬間的に違う言い方を考えるクセがついています。
ちょっとしたコツや言い換えのしかたを知っていれば、難しい単語や表現を知らなくても、気持ちは十分伝わるんですよね」
鈴木さんは2018年に著書
「鈴木亮平の中学英語で世界一周! feat.スティーブ・ソレイシィ」
を出版されています。
こちらは、女性誌「anan」で約3年にわたり続いている人気連載を書籍化したもの。
NHKラジオ英会話講師のスティーブ・ソレイシィさんとの対談形式で、英語フレーズが紹介されている内容となっています。
鈴木亮平さんと英語との関わりについてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
芸能人の方であっても、自分と同じように英語への憧れから学び始め、同じように地道に努力された経験があると思うと、とても親近感がわきました。
それと同時に、英語や夢に対するまっすぐな思いにも心打たれましたね。
勇気と励みをいただけたような気持ちです。
…そして個人的には、英検１級対策はどうやってやったのかを具体的に聞いてみたかったりします 笑
あなたは、これを読まれてどう感じましたか？
少しでもご参考になれば幸いです。
ここまでお読みくださりありがとうございます😊
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