TOEIC「攻略法」を探す前に…
TOEIC、〇〇攻略法!のようなタイトルってすごく惹かれますよね。これさえやれば、スコアアップ!〇〇だけ!みたいな。
短期間で即効性がほしいから、私もついつい見たり、買ったりしていました。めちゃ食いついてました。でも実際やってみると、攻略法だけでは当然カバーできないことはわかります。
公開テスト200問は、そんなに甘くない。問題多いし、厳しいテスト。油断したら、ぼろぼろ間違えます。
やっちゃいけないとわかっていながら、本番で、練習と違うやり方を試したり、一度も使ったことのない技を試してみたり。ことごどく撃沈してきました。
何度それで悔しい思いをしたことか。日曜午後3時15分がつらかった。「あぁ今日、あのやり方をしなくてもよかったのに。」公開テストで後悔のオンパレード。やらかしたーと思って、リスニング中からもう退場したいと思ったことも、何度もあります。
テクニックに走っちゃいけない。
底力があれば小手先の技がなくても解ける。そう言い聞かせて勉強するようになりました。
攻略法は、言い換えれば「コツ」。でも、「コツ」は土台とするものがあってこそ。
お料理にたとえると、たとえばカレーをつくるとき。
「どうやったら、おいしくなるかなぁ?」と思ったら、ちょっとだけチョコレート入れてみたりりんごをすって、入れてみたり、はたまた、変わったスパイス入れてみたり。
ですが、これらは最後の隠し味。
その前までに、野菜とお肉を切って炒めてお鍋で煮込む、があるからこそ、最後の隠し味が活かされるのです。最後の隠し味は、おいしくするためだけの「コツ」。いきなり「コツ」だけやろうとしても、おいしくはならない。「コツ」を入れるための「お鍋」がなくちゃ。
TOEICも同じ。
攻略法、テクニック追い求めて楽しようとする前に、まず基礎体力つけること。200問解き切るだけのスピードと集中力を身に付けること。
そこに至らないうちは、もっと前段階としてやるべきことがある。テクニックよりこれが先だな…とある時、悟ったわけです。公開テストで痛い目に遭いまくって。
小手先の技に目を奪われて、本質を見失ってはいけない。基礎体力が、土台がしっかりしてさえいれば、どんな嵐がきても対応できる。絶対。それが、一見遠回りに見える近道。
TOEICを通じて得た気づきから学び、オーソドックスな勉強が王道だと信じているので、今では基礎に飽きません。いつまでたっても、基礎基礎基礎。それが高嶺の花をつかみとれた最大要因だと信じていたし、今でもそう思っています。
今日も勉強がんばろう。