TOEIC問題集の使い方
子どもの頃に読んだ本って、よく覚えてます。たとえば、国語の教科書でも、漫画でも。
なんでかなと思って考えてみたら、何度も何度も読んでいたからなんですね。それも2、3度じゃなくて、何十回も。
私は漫画が大好きだったんですけど(今もですが)特に子どものときって、自分の好きなように買えないし、次買ってもらえるまでの間が長いから、何度も何度も読むわけです。
そのうち、内容を覚え、台詞も覚え、何頁に何が書いてあるかも大体わかる。
それが積み重なって、シリーズものであっても、何巻のこのあたりにはあれが書いてあったはず、と思い出せるほどになりました。
飽きもせず、とにかく読みまくりました。飽きる頃に次の巻が出るから、ちょうどよかったのかな。今でも漫画だけは1冊も断捨離できずとってあります^^
これは勉強にも当てはまります。
TOEICでも、実際、使う問題集って何でもいいと思うんです。
ただ、同時にあれもこれもっていうよりは、私の場合、ひとつのものをとことんやり尽くす方法で学びます。3回くらいやると、だいたい内容は覚えます。でも覚えたからといって飽きることはないです。
たとえば、リーディングのPart7。ストーリーはもうわかってます。答えもわかってます。そこで、ほかの視点から見ます。
このあたりを分析して、
- 不正解選択肢はなぜ不正解なのか
- 文章のどのあたりを設問にしているか
- Not問題は全体に何問あったか
さらに、
- 単語、新しく見かけたものはないか
- 和訳に頼って、文法見落としてないか
これらもチェックして、
- 音読
- 反訳トレーニング(和訳だけを見て、英文に変えてみる)
ここまでくると、だいぶ浸透した感じがします。
ちなみにこの反訳トレーニングは、いわゆる和文英作文なのでとても力がつきます。Part7を使ったアウトプットですね。
和文英訳をすると、自分の英語力で何が足りないかを確認できます。アウトプットほど、弱点が露呈されるものはありません。ゼロから生み出さなければならないからです。
話を戻しますと。
ここまできて、だんだん飽きてくる、というか、次の問題集やろうかな~という感覚になります。
問題集の質にこだわるのも大事ですが、要は自分の取り組み方ひとつで、そこから得られるものは変わってくると思います。
1冊の問題集だけをやることについては飽きてしまう、もしくは答え覚えてしまうので、どうしたらいいですか?とご質問いただくことが多いのですが、少しでも参考になれば幸いです。
書いていて思ったのですが、子どもの頃の習慣って今でもしっかり出てくるんですね。
すごいなぁ…。